全米メディアは大谷翔平の8勝&40号に称賛の嵐「ア・リーグどころか野球界のMVP」「サイヤング賞の大穴」
同メディアはMVPだけでなく、「大谷をア・リーグのサイヤング賞候補として話題にし始める時期だろうか?」と言及した。ブックメーカーのサイヤング賞のオッズは、現在、37倍で5番手だという。現在の1番人気は、ホワイトソックスのランス・リンで1.667倍、2位がヤンキースのゲリット・コールの2.65倍、3位がホワイトソックスのカルロス・ロドンで8.5倍、4位ブルージェイズのロビー・レイで17倍となっている。 「まだ大谷は大穴だが、数字は2週間前の81倍から下がっている。もし彼が、この2カ月間で見せてきたレベルの投球を続けるのであれば、大谷は、確実にア・リーグのサイヤング賞候補として割って入ってくるかもしれない」と予想した。 米で権威あるスポーツ専門誌スポーツイラストレイテッドも「大谷は疑いなく野球界におけるMVPだ」との見出しを取り、「MLBは大谷にフィールド・オブ・ドリームスを手に入れさせる必要がある。彼は、疑いなく野球界における最優秀選手だ。ア・リーグでのMVPでは、満票で選出されるべきだ」と絶賛した。 「かつて我々が見たことがないようなことをしているのにもかかわらず、彼をポストシーズンで見ることができそうにないのは残念なことだ」と、現在、ア・リーグ西地区4位に低迷するエンゼルスのチーム成績を皮肉った上で、大谷の成績とチームへの貢献度を示すWARを紹介した。 「彼はトラウトやアルバート・プホルスら、エンゼルスのどの選手よりも早く40本塁打に到達し、歴代球団記録としても、ノーラン・ライアンを上回って、最高の奪三振率を記録している。そして彼は走塁も優れたものを持っている」と続け、1シーズンで100イニング以上を投げたエンゼルスの投手でノーラン・ライアンの数字を上回る9イニングあたりの奪三振数10.8を記録していることを伝えた。 全米を席巻している“大谷マニア”。ベーブ・ルース以来となる「2桁勝利&2桁本塁打」の大記録まで、あと2勝だ。