「スジャータ」の由来、あまりに神々しかった!【東大卒ニートが解説】
庶民のくせに、「自分、めぐまれてるしな…」と虚無感をもつことすら申し訳なくおもってた自分が、最高にバカらしくなる。 どんなに恵まれてても、虚無感はかんじるものらしい。それを、若いときのブッダが証明してくれてて救われる。 無職、哲学的になりがち。ぼうだいに時間があるから。 暇な時って、「なんのために生きてるんだろう?」とか考えこんでしまったりしません?するよね? ぼくもふとんの中で1日中、「ブラックホール同士が衝突すると何がおきる!?」みたいな動画をみて、宇宙に思いをはせていた。 ブッダも、だいたいそんな感じだった。 「この人生なんの意味があるんだ?」 「本当の自分ってなんなんだろう?」 しかし、並の無職とは、スケールが違う。 本気で考えすぎて、ある日、家出して、そのまま一生外にいた。「出家」である。 バレるとやばいので、夜にひっそりでていったらしい。 ブッダも、「自分探し」の旅にでたのだ。ぼくらのより、だいぶガチのやつだけど。
「出家」ってつまり、「ホームレス」になること。森とかでねる生活。治安悪いし、トラとかいる。 ● ストイックすぎるブッダの修行 髪の毛をむしる、めっちゃ息を止める ブッダ、29歳。アラサー。王子からホームレスに。理由、自分さがし。 大企業からベンチャーに転職する、みたいなレベルじゃねぇ。 しかも、このとき、妻と、うまれたばかりの子供がいた。 出家とは、家族の縁をきることである。王様やってる父ちゃんも、急に後継者がいなくなってパニックである。 インドってすごい国である。なんと2500年前から、「自分探し」の本場なのだ。 インドじゅうに、人生を修行だけに捧げる「自分探し」のプロが、すでに沢山いた。 当時のインドの「自分探し」業界では、「めっちゃ身体をいためつけたら、本当の自分があらわれる」という風潮があったらしい。 業界の新人・ブッダもまずは、その風潮にのっかることにした。その修行の内容がすごい。 「するどいトゲでつくったベッドで寝続ける」 「めちゃくちゃ髪の毛むしりとる」 「めちゃくちゃ息とめる」 こんなことを、毎日やりつづける。めっちゃ息止めると、頭に激痛がはしって、身体がもえるように熱くなるらしい。何やってんねん。