日帰りで行ける雪山登山8選~関西・中国エリア~
滋賀県/武奈ヶ岳
登山適期1月~3月 歩行時間5時間 総距離約9㎞。 神戸から2時間程度、大阪・京都ならさらに短い車移動でアクセスできる比良山系は、琵琶湖の西側に連なる山地で、無雪期はハイキング、沢登り、トレイルラン、積雪期は雪上歩行練習やスノーシューハイクなど、四季折々のアクティビティが楽しめるフィールド。 なかでも、武奈か岳は比良山系の最高峰として京阪神の登山者に人気がある。 積雪期でも比較的気軽に入山できるのが、坊村から山頂をピストンするルート。樹林帯の急坂を登って御殿山へ。 そこからワサビ峠まで少し標高を下げ、山頂に向かって長く延びる西南稜を緩やかに登っていく。西南稜は見とおしがよく、天気がよければ、青空と雪のコントラストに思わず走り出したくなるほど気持ちのいいコースだ。 週末なら山頂はハイカーたちでにぎわい、琵琶湖の展望もすばらしい。往路を下山するが、武奈か岳の山頂から北側に延びる稜線は樹氷が美しいエリア。時間に余裕があるなら、下山の前に北稜の周辺を少し散策してみるのもおすすめだ。 <アクセス> JR湖西線堅田駅から坊村行きのバスがあるが、朝は8:50 発のみ。叡山・京阪電鉄京都出町柳駅からの便もあるが本数は少ない。マイカーなら京都東ICから国道161号、477 号、367 号を経由し坊村へ。葛川市民センターの駐車場が利用できる。 <アドバイス> 悪天で視界の悪いときは、山頂付近での道迷いに注意。現在地と進行方向を十分に確認のこと。樹林帯は雪が少なくても滑りやすいので、とくに下山時、不安に感じる人は無理せず早めにクランポンやチェーンスパイクを装着しよう。 <ファイントラック・マーケティング担当/畑本 恵里さん> 平日は仕事、週末には山を楽しむ30代乾燥肌。縦走登山やBCスキーが大好き。六甲山系西端の山の中腹在住。六甲山全山縦走路を往復すれば、自宅から交通費ゼロで遊べることが密かな自慢。