スイーツのプロ推薦! 栗が苦手なシェフが作る独創的なモンブラン
40代に入り、自分の味覚の変化を感じていると話してくれた木村シェフ。常に同じレシピでケーキを作り続けるのではなく、年齢や味覚の変化とともに変わる自分なりの「おいしい」を追求しているといいます。休みの日はいろんなお店を食べ歩き、その中でもタイ料理やロシア料理からインスピレーションを受け商品を作り上げているそうです。
今回はそんな同店こだわりスイーツの中から、僕が特におすすめしたい、とっておきの2品をご紹介します。
僕のスペシャリテ!!! お店のアイコンにもなる独創的なモンブラン
常時20種類ある洋菓子の中で一番におすすめするのは「モンブラン」778円! クルミのスポンジにクレームシャンティーとブラックベリーとカシスのムース、そして洋栗を使った濃厚なマロンクリームを絞った、他に類を見ない独創的なモンブランです。トップには秋の枯れ木をイメージしたスティック状のメレンゲをのせています。
なんと木村シェフ、芋・栗・かぼちゃのもそもそした食感が大の苦手といいます。そんな栗嫌いのシェフが突き詰めて作ったモンブランって面白いのでは?という発想から誕生したのだそう。
ひとくち食べてみると、栗の濃厚な甘さとカシスの爽やかな風味が口いっぱいに広がります。しかもマロンクリームは洋栗をしっかり濾しているため、とってもなめらか。クルミやカシスを入れることで栗のもそもそ感が紛れ、従来のモンブランよりも食べやすくなっています。
いわゆる「モンブラン」よりも、これでもか!というくらい栗を濾しているということもあり栗感は強くはないのですが、これが栗嫌いのシェフが作るモンブランであり、強めの栗感が苦手な人にもおすすめしたいモンブランなのです! さらに上に飾り付けられたスティック状のメレンゲがコーヒー風味でまた魅力的。味も見た目も独創的な、いつもと違うモンブランをぜひ味わってみてください。
サクサク感がクセになる! シェフのおすすめ「ミルフォイユ」
自家製のムースリーヌをサクサクのパイ生地でサンドした、シェフのおすすめケーキ。パイ生地の表面を砂糖でキャラメリゼし、ほろ苦さと香ばしさをプラスしています。