日大が記者会見 前理事長逮捕受け(全文6完)このままでは社会から取り残されてしまう
逮捕までに田中氏から何らかの説明はあったのか
NHK:1点、今の話にもちょっと。NHKの中村といいます。一部、断片的には報じられている部分もあるんですけど、強制捜査が入ってから逮捕されるまで、前理事長は学内に対して説明というか、なんか具体的に謝罪したりとか、説明したりとか、そういったことはしなかった? 多少はしていた部分もあったのかもしれないんですけど。何を話して、どういう対応をしてきたのかということを聞かせていただきたいなと思っていて。それがもしほとんどなかったのであれば、それをどう学長は受け止めているのかを教えてください。 加藤:背任事件においては、学内の会議ではなかったですね。説明は。 渡邊:ありません。 加藤:ありませんでした。ただやはり背任事件の捜査を、こちらでもちゃんと調査をするということで先生方にお願いして、調査を粛々と進めていたと、そういうこと。理事長の発言はありません。 NHK:それに対してなんか感じるところは【******02:25:38】。 加藤:はい? NHK:それに対して何か感じるところというかですね。 加藤:しっかりとした調査をしてほしいというふうに願っておりましたし。当時は、どういう関係で、どういうことが起こっているかということは、私自身もよく分かりませんでしたので、捜査の進展を願っていたと、そういうことです。どうぞ。 熊谷:調査チームですが、その時点では、検察から学内で情報を共有することは禁止されていました。弁護士チームに対しての事情聴取に応じることは認めるけれども、学内で情報を共有することは、いわゆる口裏合わせだとか、そういったことが想定されますので、それはしないようにということを言われておりまして、公式なそういう会議だとか、そういったものも持たれておりません。 司会:それでは最後の方ということでよろしいでしょうか。どうぞお願いします。
本当に立て直せるのか
朝日新聞:すいません、何度も。朝日新聞の三浦と申します。先ほどから、教学と経営、私は経営分かりません、日大アメフト問題、当時執行部にいなかったので分かりません、というような回答が多く、非常に個人的な感想で恐縮なんですが、当事者意識に欠ける発言が多いと思うんですが。それはアメフト問題のときも、第三者報告書に当事者意識に欠けると、加藤学長は指摘されていました。本当に立て直せるんですか、日大。 加藤:立て直すつもりで今、一生懸命頑張っておりますし、一番最初の決意もお聞きいただいたというふうに思います。もう今のままでは日本大学駄目です。もうこのままいったんでは社会から取り残されてしまうというふうに考えておりますので、決意を持って進めてまいりますので、どうぞよろしく、ご支援いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 司会:それではご質問もないようでございますので、ここで質疑を終了とさせていただきたいと思います。それでは会見者は退室をさせていただきます。 (完)【書き起こし】日大が記者会見 前理事長逮捕受け