衝撃ファイトマネーが発覚!「RIZIN」大晦日参戦の元世界王者ライアン・ガルシアにメイウェザー超えの10億円以上が用意され“禁断”のドーピング検査が実施される理由とは?
この日の会見の焦点のひとつが本当にこの異色マッチを開催できるのか?という問題。ガルシアと独占契約を結ぶゴールデンボーイプロモーションズの代表の元6階級制覇王者のオスカー・デラホーヤ氏が「必要なサインを得られていない。今日の時点でこの試合は開催されない」との声明を発表して“待った”をかけていた。 榊原CEOは「オスカーとも話はしている。この試合が行われないということはあり得ない。契約上何の問題もない。契約書は結んでいる。結んでいなければ、(米国で)会見をして発表するわけがない。契約はきちっと締結されているので、そこはご心配なく」と明言した。デラホーヤ氏、弁護士を交えて、事前にズーム会議も開いて合意を得ているという。 「オスカーと揉める気もない。平和的に彼の顔を潰さないようにしたい」とし、今週、朝倉海のUFCデビュー戦を観戦するために、米国ラスベガスを訪れる際に、デラホーヤ氏と緊急会談を持つ意向であることを明かした。 実はデラホーヤ氏が、物言いをつけてきた背景にあるのが、ガルシアの衝撃的な高額ファイトマネーだ。榊原CEOは、あえて何も隠さなかった。 「PPVのインフラ、環境がしっかりとしてるので、最終的にはメイウェザーよりもたくさんもらうんじゃないですか。見込む数字にいけば大きな数字になる。2桁億円を超える?超えますね」 最大10億円以上のファイトマネーになることを明かしたのだ。 今回は「FANMIO」という、かつてフロイド・メイウェザー・ジュニア対ローガン・ポールの話題のマッチを配信したメジャーなPPVの配信会社と組んだことが、ファイトマネーの原資となった。ガルシアへの最低保証の金額は、それほど高くないようだが、PPVの売り上げ歩合のパーセンテージをガルシアに最大に譲歩する契約を結び、ファイトマネーのほとんどをその配分で、カバーするという特別なスキームを作った。 「レベリングシェアの部分を売らないと(ガルシアへの)リターンがない。北米でどこまで売れるか。ベースは減らしてそこを厚くして納得してもらった」 100万人を超えるXのフォロワーを持つガルシアサイドにもPPVを売れる自信があるのだろう。いわゆる歩合なので、「最大では」の注釈がつくが、榊原CEOが予想する40、50万件の視聴契約を確保できれば、料金が49.99ドル(約7500円)に設定されているため、ガルシアの取り分を売り上げの40%としても、軽く12億円を超える。
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