加護亜依の原点、モーニング娘。4期の時代とは 会場にファミリー層引き寄せる
デビュー20周年を迎えた加護亜依が18日、自身のインスタグラムでモーニング娘。時代を振り返り、仲間たちへの思いをつづった。
「4期メンバーは私の大切な仲間」
「はい、ひょっこりぽん」とハートの絵文字付きで挨拶を始めた加護は、「4期デビュー20周年を迎えました 初めてのジャケ写(ハッピーサマーウェディング)撮影のスタジオと、20周年記念で撮って頂いた撮影のスタジオが偶然に同じで、感慨深かったです」と、しみじみ。「四期メンバーは私の大切な大切な仲間です。今は少し離れてしまったけど、『始まりはいつも4人がいた事』をずっと胸に…忘れずに参りたいと思います」と、モー娘。同期のメンバーへの思いをつづり、「どんな時も応援してくださっているファンの皆様、本当に感謝しています。ありがとうございます! この20年間沢山、学ばせて頂きました。この経験を活かさせてください よーし!頑張るぞー!」と、意気込みを見せている。
ファミリー層人気を牽引した功績
加護は2000年3月にテレビ東京のバラエティー番組「ASAYAN」(テレビ東京系)内で行われたモーニング娘。第3回追加オーディションに合格し、石川梨華、吉澤ひとみ、辻希美とともに同グループの4期生として加入。同年4月にはレギュラー番組として「フライデーナイトはお願い!モーニング」(日本テレビ系)、そして「ハロー!モーニング」(テレビ東京系)がスタート、お茶の間人気が拡大する中、5月17日にグループ9枚目のシングル「ハッピーサマーウェディング」でCDデビュー。当時まだ12歳だった加護と辻は、アイドルグループの中にあってさらにアイドル的存在となり、グループの人気上昇に貢献。とくに同年7月、矢口真里、ミカ、辻、加護の4人で身長150cm以下のユニットとして結成された「ミニモニ。」は小学生以下の新規ファンを大量獲得、コンサート会場には従来のモー娘。ファン以外に子どもを連れた家族層の姿も増えた。その後、同グループやハロー!プロジェクトのコンサート会場では家族連れやライブ初心者が座って落ち着いて観ることのできるファミリー席が設けられるのが定番となったが、「ミニモニ。」人気はそういった流れを後押ししたと言っていいだろう。 順風満帆に見えた加護の芸能活動だったが、2006年の写真週刊誌報道などで活動を謹慎、翌年には所属事務所を契約解除となるなど苦境も経験した。私生活でも離婚を経験するなど落ち着かない面もあったが、現在は再婚し、2児の母としてタレントとして元気に活動を続けている。18年にはハロプロの公演にOGとしてゲスト出演がかない、昨年3月には「Hello!Project ひなフェス2019」で13年ぶりに辻とのユニット「W(ダブルユー)」を披露し昔からのファンを喜ばせた。 波乱万丈な芸能生活を送ってきた加護も32歳、公私ともに充実しているようだ。今後の活躍に期待したい。 (文:志和浩司)