佐々木朗希の争奪戦、米メディア「面談チームで本命はジャイアンツ、対抗馬はメッツ」と指摘「理由はいくつもある」
ロッテからポスティングシステムでメジャー挑戦を目指す佐々木朗希投手(23)の獲得レースについて、米ファンサイディッドは26日(日本時間27日)、本命をジャイアンツ、対抗馬にメッツを挙げた。 「現時点で、佐々木が既に面談を済ませたと報じられているのはメッツ、ヤンキース、カブス、レンジャーズ、ジャイアンツの5球団のみ。この中で、どのチームが若き豪腕を手に入れるための最高の位置に付けているのだろうか」との前置きで、「ジャイアンツの1位は驚かれるかもしれない。近年はFAの行き先として人気がなく、昨冬も大谷翔平と山本由伸をドジャースにかっさらわれた」としつつ、サンフランシスコに本拠を置く古豪を推す理由は多いと論じた。 「新たな編成本部長に就任したバスター・ポージーはチームに必要だったエネルギーを本当に与えている。それは今月、ついに大物FAのウィリー・アダメスを獲得したことでも証明された。さらに多くのアピールポイントとしては、西海岸のサンフランシスコは米国のどの空港と比べても遜色ないほど多くの東京行きの直行便が運行されている。チーム戦力もファンが考えているほど悪くなく、スポットライトもロサンゼルスやニューヨークほどまばゆくはない。しかも、(本拠地球場)オラクルパークはメジャー屈指の投手に有利な球場だ」 遊撃手のアダメスは今季ブルワーズで打率・251、OPS・794、32本塁打はリーグ8位、112打点は同2位。今月7日にジャイアンツと7年総額1億8200万ドル(約288億円)でFA契約した。 また、対抗馬の2位に挙げたメッツに関しては「2024年の躍進(リーグ優勝決定シリーズに進出)は、メッツの投手育成に関する優秀さを示した。さらに、日本人エースの千賀滉大の存在は、投手をリクルートする際は常にアドバンテージとなる」とした。3番手にカブス、4番手はヤンキース、5番手にレンジャーズが挙げられた。 ただし、大方の米メディアは最有力候補としてドジャースとパドレスを挙げており、同メディアも「ただし、メッツの全てのアピールポイントがドジャースとパドレスを退けるのに十分か否かは時を待たねば分からない。両軍とも同じナ・リーグ西地区で今季はジャイアンツより順位が上だったし、地理的なアドバンテージも(本拠地が西海岸のロサンゼルスとサンディエゴで)同様に持っている」と付記した。
中日スポーツ