マスターズV快挙の松山英樹に東京五輪の最終聖火ランナー&開会式旗手プランが急浮上?!…五輪放映権持つ米NBCが報道
アジア選手として初めてマスターズを制した松山英樹(29)の歴史的偉業の波紋が世界中に広がっている。その中で今夏の東京五輪の放映権を持つ米国のNBCスポーツが「マスターズ優勝の松山英樹が東京五輪の話題に加わる」との注目記事を掲載した。 「松山が日曜日のマスターズで初めてメジャー大会で優勝した日本男子選手となり、ゴルフ評論家たちは、それが東京五輪にどのような意味をもたらすのか予測している」とし1989、1990年にマスターズを連覇、計3度の優勝経験があり世界ゴルフ殿堂入りしているニック・ファルド氏(63、英)と「ゴルフチャンネル」の解説者で“ご意見番”として知られるブランデル・シャンブリー氏(58、米)のコメントを紹介した。 ファルド氏は「松山が7月23日の東京五輪の開会式で聖火台に火を灯すかもしれない」と語り、シャンブリー氏は、「松山とテニス選手の大坂なおみが日本の(東京五輪開会式での選手団入場時の)旗手となるかもしれない」と話した。 大会まで秘匿とされる聖火の最終ランナーは、五輪開会式を盛り上げる注目のひとつだ。1986年のアトランタ五輪では、パーキンソン病で苦しんでいた元ボクシングの世界王者で金メダリストでもあるモハメッド・アリ氏が震える手で聖火を点火して感動を呼び、2012年のロンドン五輪では、最終ランナーではなかったが、サッカー界のスター、デイビッド・ベッカムが最終リレーメンバーに選ばれた。前大会のリオ五輪ではアテネ五輪の男子マラソンで“暴漢“にレースを邪魔されるアクシデントがありながら銅メダルを獲得したバンデルレイ・デ・リマが務めたが、当初はサッカー界の”神様“ペレが予定されていたという。 また開会式の選手団入場時に先頭を歩く旗手については、テニスの全米、全豪を制している大坂なおみ(23)が有力視されているが、同メディアによると「各国がもし望めば、男子1人、女子1人を旗手にすることができるそうだ。松山は、東京五輪の主催国で最大のスターの1人として考えられている」という。 同記事は、五輪の開会式での3つの栄誉となる「聖火点灯」、「旗手」、「宣誓」を担う可能性のあるアスリートとして、大坂と松山の他に白血病を克服して復活、日本選手権で“奇跡”とも言える五輪出場権を得た水泳の池江璃花子、大坂と同じく世界で活躍するテニスの錦織圭、体操の内村航平の名をあげている。松山には東京五輪と深い縁があることを紹介した。