公認不倫を描いた人気漫画『1122』実写ドラマ化!監督&脚本家夫婦が手がけた「リアルな夫婦の本音」とは?
セックスレス、公認不倫、不妊治療、女性用風俗など、「めでたしめでたし」の先にある結婚生活を描いた渡辺ペコさんの人気漫画『1122』が実写ドラマ化。恋愛映画の名手として絶大な人気を誇る今泉力哉さんがメガホンを取り、妻のかおりさんが脚本を務めたことでも話題です。夫婦の本音を、リアルな夫婦が手がけたら…? 結婚以来もっともヘビーなケンカも経験したという、気になる制作の裏側を伺いました。 【写真】ドラマ『1122』夫婦でクリエイターな監督&脚本家にインタビュー
『1122 いいふうふ』STORY フリーランスのウェブデザイナーとして働く一子(高畑充希)と、文具メーカーで働く二也(岡田将生)は、結婚して7年目を迎えた気の合う夫婦。何でも話せる親友でもあり、側から見れば羨ましいほど理想的なパートナーだが、実は性生活は2年もストップしている。彼らの結婚生活は“婚外恋愛許可制”の公認という、秘密の協定によって支えられていた…。2024年6月14日からPrime Videoにて世界独占配信。
彼女には作り手としての信頼がずっとありました(力哉さん)
──今回、初めてご夫婦でタッグを組まれたのは、今泉力哉監督の提案だそうですね? 力哉さん もともと彼女自身も脚本を書いて映画を撮っていましたが、出産を機に映画の世界から離れて、10年ほど看護師として働きながら家計を支えてくれていました。 俺がようやくこの仕事で食えるようになって、子どもたちも大きくなってきたので、彼女も数年前に看護師の仕事をやめたんです。それから少したった頃にこの作品のお話をいただいたので、「妻が脚本を書くっていうのもありですかね?」とプロデューサーに提案しました。題材的にも夫婦の話ですから。 かおりさん 子どもを産んでから業界を離れていたので、映像の仕事はまたやりたかったのですが、ちょっと不安もありました。 力哉さん 妻が自分の作品を制作していない間も、俺が映画をつくる際には、よく脚本や編集について相談していたので、作り手としての信頼はずっとありました。 シナリオもきちんと起承転結をつくるタイプだから、彼女なら原作がある作品も構成できるんじゃないかと思って。