恐竜足跡約200個を発見、英国で最大規模
【AFP=時事】英国でこのほど、1億6600万年前の恐竜の足跡が約200個発掘された。同国で発見されたものとしては最大規模とみられる。 【写真】子どもたちがT・レックスの希少な幼体化石を発見 米 8日に放送されるBBCのドキュメンタリー映像によると、足跡が見つかったのはイングランド中南部オックスフォードシャー州にある採石場。作業員が掘削機で粘土を取り除いていたところ、「異常な隆起」に遭遇。オックスフォード大学とバーミンガム大学のチームが調査を行った。 採石場では広範囲に及ぶ行跡(連続した足跡化石)が5本見つかり、最も長いものは150メートルを超える。 バーミンガム大学によると、5本のうち4本は首の長い草食恐竜、おそらくケティオサウルスのものとされ、残りの1本は全長9メートルの肉食恐竜メガロサウルスのものとされる。メガロサウルスはかぎ爪のある特徴的な3本指の前足で知られる。 オックスフォード大学自然史博物館のエマ・ニコルズ氏はAFPに、「これほど多数の足跡が1か所で見つかることは珍しく、これほど広範囲に及ぶ行跡が見つかることも珍しい」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News