カジノ誘致反対 「ハマのドン」藤木氏が会見(全文2完)山下ふ頭にはおやじやおやじの友達がいた
人情長屋なんですよ、私たちは
本人の気持ち。これじゃまずい。今日は、ここには書いてありますけども、このお配りした紙に書いてあるけども、人情長屋なんですよ、私たちは。山本周五郎とか藤沢周平、決してこれ古い話じゃないんですよ。もう人情長屋で暮らしているから、落語見てください、講談見てください。ね。落語へ出てくるのは、みんな、ばかみてえな旦那、主人が出てくるでしょう。長屋でね。朝から酒ばっか飲んで。しかしその同じ話の中には必ず立派な、きちっとしたおかみさんが付いてるんですよ。だから横浜なんかでも今、新自由主義とかね。竹中平蔵なんて男がいて、あれが小泉純一郎をたぶらかして、それがまた、あとを引いちゃって。自分が勉強してないからあんな話、みんな乗っちゃうんだ。 横浜の港は首がないですよ。どんな不景気で、一時はうんと不景気だったけど首にしてないです。なぜならば護送船団方式なんだ。護送船団でみんな仕事してる。横浜には荷役会社が250あるんですよ。私はその会社を20年やってきたんだ。カジノ、カジノっていうから、カジノ反対するなら、港の会社がカジノ、カジノじゃ困るから、じゃあその会社、もう港のほうの会長はやめて、俺はカジノに専念すると。専念するから、だからハーバーリゾート協会って協会つくろうと。カジノ反対の連中は、この協会へ今度入ってくれと。だから全員入ってきたんだ。一件の漏れもないんだ。入会金ぱっと集めたらもう、すぐ1億集まりました。ありがたい話でね。
首を切らずに乗り越えてきたのが横浜の港
みんなが付いてきてくれるのはなぜかと。護送船団なんですよ。10杯の船が走ってて1杯がもう危なくなったら、その1杯の船のためにみんながそこで待つんだよ。待って、そうして、それがちゃんと走れるようになったら一緒に走っていくと。だから会社が月給を払えなくなったら今あるお金だけで、それを人数分、分けて払えと。足らない分は、カットした分は、これはカットじゃないんだと。会社が社員から借りた金だと。借金だと。良くなったら必ず返すからと。そういうことで首は切らない。それでその人も、給料が減ってもしばらく我慢する。そういうことをやって乗り越えてきたのが横浜の港なんです。今でもそれはそのとおりのことをやっています。これを新自由主義と称して、臆面もなく竹中平蔵は言いましたよ。こんなことをやってるから日本の国は後れちゃうんだと。なっちゃねえんだと。もう驚くよ、私は。こんなことです。 司会:(英語)。これ1年間のゲストメンバーシップ。 藤木:なんですか。 司会:ゲストメンバー。このゲストのメンバーシップの。 藤木:私は礼金っていただいたことが、お金でしょう。 司会:いえいえ。 藤木:なんですか。 司会:会員証です。 藤木:会員証? あ、会員証ね。 司会:お金は。 藤木:お金は。 司会:お金はないので。これを出していただければ、そこの食堂とか食事がいつでも。 藤木:あ、そうですか。じゃあ半分お金だ。 司会:いや、お金は掛かります。食事をするのにお金は別途。 藤木:入る権利が。 司会:入る権利が、はい。 藤木:あ、そうなんだ。じゃあいただきます。 司会:そういうことです。はい。Thank you very much. (完)【書き起こし】カジノ誘致反対 「ハマのドン」藤木氏が会見