「白紙」から一転 横浜市がIR誘致を正式表明
横浜市の林文子市長は22日、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を正式に表明した。誘致計画場所は、横浜港の山下ふ頭で、2020年代後半の開業を目指すとしている。 【会見全編】横浜市がカジノ誘致を正式表明 林市長が会見 同日の記者会見で、林市長は「横浜市における調査分析の結果や国の動向などを踏まえ、IR実現に向けて本格的な検討準備を進めることにした」と理由を説明。その上で、「これまでにない経済的社会的効果を想定している」と述べた。 市長は当初、IR誘致に前向きだったが、2017年の市長選を前に「白紙の状態」と慎重姿勢に転換。将来の財政悪化などが懸念されるなか、IRを誘致することで大きな経済効果が見込めると判断した。 同市は9月2日から始まる市議会定例会に、ギャンブル依存症の実態調査などの費用として計2億6000万円の補正予算案を提出する。可決されれば、誘致に向けた準備を本格化させる方針。