【家を買う前に知っておきたい10のこと】人生でいちばん大きな買い物で後悔しないために
6.よく聞く金利って?種類を知っておこう
住宅ローンを契約するとき、まずは金利を選ぶ必要があります。金利は大別すると、借入期間中は金利が変わらない“固定型”と、経済情勢の変化で金利が変動する“変動型”の二つ。近年は、低金利時代のため変動型が人気ですが、貯蓄の少ない人には固定型がおすすめです。金利は毎月変わる上に、銀行によって金利額が異なるので比較検討を!
●変動型 金利は半年ごとに、返済額は5年ごとに見直し。金利は低めに設定されているが、将来上昇する可能性が
(全期間)固定型 借入時に全期間の金利が固定される。金利水準が上昇しても、返済額は変わらない
7.家購入のタイミングで保険を見直すのがベスト
住宅購入には、「団体信用生命保険」と「火災保険」の加入が必須です。そのため現在加入中の保険に、団信と重複する保障がないか見直しましょう。また、ケガや病気で働けなくなったときの生活費の補塡といった、団信ではカバーできないリスクがあります。万が一のときに必要な保障額を把握して、足りない保障があれば加入しておくと安心です。 ●団体信用生命保険 ローン契約時に原則全員が加入する生命保険。返済者が、死亡もしくは高度障害になった際に、保険金で住宅ローンが完済されるため、残された家族は自宅に住み続けられる。 ●火災保険 基本的に、住宅ローンの借入先の銀行で火災保険に入るか、自身で契約して保険証券を銀行に提示することが必須。建物だけでなく、家財の火災保険への加入も忘れずに。 ●地震保険 地震・火山の噴火、またはこれらによる津波を原因とする火災・損壊・埋没・流出に備える保険。火災保険は、地震による火災、倒壊などは補償していないため加入を推奨。
8.「戸建て」or「マンション」は自分のライフプランに応じて要検討
自由度の高い暮らしを求めるなら“戸建て”、資産価値や利便性を重視するなら“マンション”がおすすめです。金銭面でいうと、ローンを完済すれば、戸建ての場合は毎月の返済がなくなりますが、マンションの場合は維持費の支払いが続きます。自分が望むライフスタイルと、厳しく試算した今後のマネープランをすり合わせて、どちらがよいか判断するとよいでしょう。 [戸建てのよさ] □暮らしの自由度が高い □ペットを気兼ねなく飼える □好きなタイミングで修繕できる [マンションのよさ] □資産価値が高い □立地のよさを追求できる □光熱費を抑えられる