小池都知事が定例会見4月22日(本文1)電力を減らす・つくる・ためる「HTT運動」を
中小事業者向けの相談窓口も設置
そして、中小の事業者がゼロエミッションに向けて速やかに取り組みを進めることができるように相談窓口も設けます。今日からです。で、専門家の派遣も行います。また、省エネ効果の高い設備に投資をしようという際には通常の助成よりも手厚い支援を行います。そして、エネルギー価格の高騰ということが今非常に厳しい状況を呼んでるわけでございますけれども、その対策として、製造業やさまざまな企業に対する省エネなどの後押しを、これはもう3月から行っておりますけれども、この間、さらに価格の上昇ということもございますので、2回目の募集の受け付けを前倒ししまして、今日からの開始とさせていただきます。この東京クールホーム・アンド・ビズ、この取り組みに加えて、エネルギーを減らす、つくる、ためる。その取り組みの一層の定着に向けて、将来を見据えました制度改正についても進めてまいります。 具体的に申し上げますと、環境審議会での検討も踏まえて一定の新築建物を対象にして、太陽光発電の設置。これに加えて、国基準以上の断熱省エネ性能の確保、ZEV充電設備ですね、その設置を義務化する制度の構築について、事務方に検討を指示したところでございます。都民、事業者の皆さま方には節電のご協力を呼び掛けることをこれからもやってまいりますが、第1回、その意味でのイベントを、連休の入り口の4月29日金曜日、こちら都庁の、新宿都庁の第一本庁舎で開催いたします。タイトルは東京クールホーム・アンド・ビズということで、節電に役立つ機器などの展示、都の支援策の説明、そのほか、クールビズにふさわしい装いの紹介なども行ってまいります。タレントのフワちゃんとのトークセッションも行いまして、イベントを盛り上げたいと思います。フワちゃん、待ってますのでよろしくお願いします。
目先の危機を乗り切ることだけにとどまらない
観覧ご希望の方は、ウェブサイトで申し込みを受け付けます。申し込み、先着50名の方にはプレゼントも差し上げる準備をしております。当日の様子についてはライブ配信ということで、ぜひたくさんの方々にご覧いただきたいと思います。今年の夏のライフスタイルの参考にもしていただきたいと思います。 で、HTT運動ですけれども、目先の夏冬の危機を乗り切るだけのことではありません。脱炭素化の実現やエネルギー安全保障にも大きく貢献するベースとなりますので、ぜひ電力を減らす、エネルギーと言ってもいいかもしれません、減らす、つくる、ためるということ、このHTTで覚えていただければと思います。 加えますと、今日はアースデイですね。地球の未来と私たちの生活、ライフスタイルをあらためて考える日であります。電気やガスを減らす、つくる、ためる、何度も申し上げますけれども、HTT、どうぞ皆さん、一丸となって取り組んでいくということで、よろしくお願い申し上げます。 エネルギー問題というのは国家の安全保障そのものでございますが、とはいえ1人1人の総合体によって消費が、エネルギーの消費の総計が決まり、それによってCO2の排出も決まっていくということで、皆さん1人1人のライフスタイルに関わってくるということでありますので、あらためてその点、強調していきたい。またご協力よろしくお願い申し上げます。 2点目であります。第2回の定例会、提案を予定いたします、補正予算の編成について申し上げます。ウクライナ、先ほどからも申し上げておりますけど、ウクライナ危機に伴います緊急的な対策について、これまでも実施をしてきているわけですが、円安の進行に伴う物価の高騰、そして原油、原材料価格などの高騰、特にエネルギーに係る消費者物価指数については、41年2カ月ぶりの記録的な上昇となるなど、影響の拡大は大変懸念されるところであります。