東京都の新型コロナ会議後、小池知事が会見(本文1)リバウンド警戒期間を5月22日まで延長
東京都の小池百合子知事は21日、都の新型コロナウイルス対策本部会議後に記者会見を行った。 【動画】東京都が新型コロナ対策会議(2022年4月21日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都が新型コロナ対策会議(2022年4月21日)」の記者会見開始時間を起点にしております。 ◇ ◇
まず感染の連鎖を断ち切ること
小池:では、始めさせていただきます。新型コロナウイルス感染症対策についてでございます。現在、感染者数、重症者数ともに減少傾向にございます。これはこの間の都民の皆さん、事業者の皆さま方のご協力、心から感謝を申し上げます。一方、本日のモニタリング会議においては専門家の方々から、新規陽性者数が十分に下がり切らないままで増加に転じることについては、引き続き警戒が必要だとのご指摘をいただいております。病症の使用率、横ばい傾向となっております。依然として医療提供体制には負荷がかかっているという状況です。 こうした状況、そしてまた人流が、人の流れが増加するのがこれからの連休でございます。これらのことを踏まえまして、先ほど対策本部会議で、リバウンド警戒期間、これを5月の22日まで延長することといたしました。感染の再拡大が懸念される今こそ、都民の皆さまと力を合わせて、なんとしても感染の抑制を図ってまいります。 重要なことは、まず感染の連鎖を断ち切るということで、そのための武器、3回目のワクチン接種、こちらをさらに加速することにあります。3回目の接種率でございますが、毎日発表しておりますように都内の全人口の約半分に届いたところでございます。一方で、若い世代ではまだ受けておられない未接種の方々が多いのが現状であります。
3回目接種者の新規陽性者と重症患者割合は顕著に低い
先ほどのモニタリング会議の報告では、3回目接種者の新規陽性者と重症患者の発生の割合ですけれども、2回目の接種者と比べまして顕著に低くなっている。その効果が表れているということが示されております。また、抗体保有調査の結果でありますが、3回目の接種から4カ月経過をしたあとも抗体が高く維持されているという傾向があって、その有効性が確認されました。東京iCDCのほうからも報告がありました。これは8割程度の方が3回目の接種に前向きだという調査結果。急がないが接種をしたいと考えている人がおられるということで、その人たちにいかに早く接種していただくかが重要だとの報告を受けたところであります。 都の大規模接種会場でございますけれども、予約なしで接種を受けられたり、また、大学や企業単位などでの団体接種を行っております。皆さまにはお出掛け、そしてまた、イベントが多くあるこの連休のシーズン、ゴールデンウィークの前だからこそ、接種をお願いしたいと思います。もしそれができない方も、このゴールデンウィークの期間を利用して接種していただきたいと考えております。そして都民の皆さんや事業者の方々には引き続き、TOKYOワクション、こちら、さまざまな形で活用していただきたい。さまざまな特典もございます。 感染に不安を感じておられる都民の方に安心していただくということから無料検査、これを5月の22日まで延長いたします。帰省などの際はこちらのほうをご活用いただいて、出発前に、また、帰宅されてからも検査をお受けいただきたいと思います。特に高齢者にお会いになる予定の方は、ぜひ検査を受けていただいて、検査場所についてはご覧のようにQRコードからご確認できるようになっておりますので、ぜひこの検査、以前はまだ検査って受けにくいと思っておられる方、多いと思いますけれども、不安のある方、これがQRコードのほうから、各地にございますので、検査場所は。ぜひご利用いただきたいと思います。 また、都内の診療・検査状況ですけれども、連休中も都内の診療、そして検査体制を確保しております。そして、せきや発熱など、少しでも症状のある方はどうぞ積極的に受診をしていただきたいと思います。