小池都知事が記者会見10月2日(全文1)感染しない・させないの徹底を
東京都の小池百合子知事は2日、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「小池都知事「高齢者施設の感染対策を強化」(2020年10月2日)」に対応しております。 【動画】小池都知事「高齢者施設の感染対策を強化」(2020年10月2日) ◇ ◇
新規陽性者数は週当たりで高い水準
小池:それでは私のほうから今日はまず4点申し上げます。まずコロナに関連してですが、きのうの重症者数、22名でありました。それから新規陽性者のほうは235。その目安となりますのが3日前の検査実施件数とされておりまして、そちら6555件がベースというふうに考えております。それから、きのうから、昨日から、日々の新規陽性者数のうちの65歳、皆さんのお手元には50代、60代というふうな、10代ごとまでお伝えしていますが、65歳以上の高齢者ということで、そのくくりで何人かということをお伝えしておりまして、きのうからですね。そしてそちらの数は38人ということで、これをまず基本の数字と取っていただければと思います。 感染状況、医療提供体制、きのうのモニタリング会議のほうでも、2番目のオレンジ色だというご指摘、分析をいただいておりまして、3週連続して連続して変化はないということです。ただ、新規陽性者数は週当たりで1200人を超える高い水準だということで、接触歴の不明者数も含めまして、4連休前の水準に再び増加しているという指摘がありました。そしてまた、経済活動の活発化に伴って感染拡大のリスクは高まるということで厳重な警戒が必要であると、このようなコメントをいただいたところであります。
防ごう重症化 守ろう高齢者
それからきのう皆さんにも取材していただきましたが、東京iCDCの専門家ボードの座長を務めていただく賀来満夫先生もご出席いただきました、モニタリング会議のほうに。で、高齢者対策などの重要性について、その場でコメントいただいております。都といたしましても、かねてより申し上げておりますけれども、やはり今、キーワードは「防ごう重症化 守ろう高齢者」ということで、この対策をいっそう推進してまいります。これによって感染拡大の防止、そして経済社会活動の両立、この2つの課題を両方取り組んでいくことになります。今日はそういう意味で、都の高齢者の感染予防対策、そして院内感染、これについて詳細にお伝えしたいと思います。 まず初めに重症化のリスクの高い高齢者の感染予防対策でありますが、1点目として、インフルエンザとの同時流行ということを念頭にしておく、その備えについてであります。高齢者などの早期のインフルエンザ定期予防接種を促すということで、自己負担分についての補助を行うことといたしております。これについては区市町村、そして都医師会との間で周知をいたしまして、速やかに実施できるように今、具体的な準備を進めていただいているところであります。 それから2点目ですが、特別養護老人ホームなどの高齢者施設への支援の充実であります。取り組みの1つとして、職員、そして利用者のPCR検査費用などの補助を開始いたします。これは希望する施設が検査を受けられるように、検査にご協力いただける事業者、これを先月末までに公募いたしました。複数の機関からご応募いただいています。現在その事業者の検査能力の確認などいたしておりまして、事業の実施に向けた準備を進めているところであります。 それから2つ目ですが、感染が発生した施設の事例なども踏まえたオンラインでの研修を11月に開始いたします。開催いたします。これは感染対策に、対応に詳しいお医者さんの話であるとか、施設職員の方の実体験を交えて対応のポイントを分かりやすく解説するというものです。それから取り組みの3つ目ですが、職員の感染で人員不足が生じた施設が出てきますね。そこに対してサポート体制を構築するというものであります。他の施設から応援職員を派遣できるように都が関係団体と協定を締結しまして、広域的な支援体制を構築するというものです。4つ目でありますが、例えば4人部屋などがありますね。これを個室化する際の費用の補助ですけれども、これら環境整備に係る支援も行っております。