「ハンコレス」3年で12%から65%に 小池都知事「取り組み加速」
東京都の小池百合子都知事は2日、定例記者会見で、従来であればハンコを用いていた手続きを電子決済に移行させた都庁内の「ハンコレス」の割合について、自身が初当選した2016年度には12.3%だったのが、19年度末には65%まで上昇したことを明らかにした。都政の構造改革の一環として今後も取り組みを加速させていくという。 【会見ノーカット】小池都知事「高齢者施設の感染対策を強化」
会見で小池知事は、「面白いことだが、重要な決定についてはむしろハンコを使っていない。そして、日々の(会議等に)出席した・しないとかそういうことについてはむしろハンコが使われがちだ、という傾向について聞いている」と語った。 一方、「昨日、都民名誉賞を(対象者に)お渡した。その際は筆書きで都民名誉賞と表題があって、『東京都知事 小池百合子』ドーンとハンコを付く。(ハンコには)こういったある意味文化的価値としての役割もある」とハンコの意義についても言及した。