小池都知事が記者会見10月2日(全文1)感染しない・させないの徹底を
食品ロス削減に向けたビジネスモデル事業者の選定
2つ目のモデル事業、株式会社シノプスとの共同事業でありまして、主にこちら、加工食品などについての食、サプライチェーン全体で自動発注を通じて余剰の在庫の削減を図るというものであります。販売実績などに加えまして、天候、人の流れなど、商品販売に関わるビッグデータを活用する。それを、AIで適正な量の商品発注を自動で行う。これによって小売りのみならず卸、そして製造、これらから出てくる余剰を削減した在庫の適正化を目指すというものであります。 この事業であるモデル事業ですけれども、実施期間は今月の中旬から令和3年3月中旬までとなっておりますが、都内の小売店舗などで実施を予定いたしております。これら事業の先駆的な取り組みの実施によって、その効果を検証して、そして事業者、消費者などに、食に関わる方々は多いですから、みんな、食という意味では都民全員になるわけですけれども、これらのICT、AIなどを活用して、食品ロスの削減を推進していくというものでございます。担当、環境局になっております。 次にグッドデザイン賞。東京都が関係する、東京都が進めておりますさまざまな動きにグッドデザイン賞を頂戴することになったというニュースであります。都の新型コロナウイルス感染症対策サイト、毎日出している、グリーンっぽいので毎日の数字を反映していますけど、これが、主催は日本デザイン振興会なんですね、グッドデザイン賞をつかさどっているの。で、2020年度のグッドデザイン・ベスト100、金賞等特別賞候補に選出をされたというものであります。
都のコロナ対策サイトと都電荒川線がグッドデザイン賞
ご承知のように、このサイトですけれども、コロナ禍におきましてこれまで経験したことのないような緊急事態、毎日われわれが目の前にさらされているわけですけれども、そのコロナ禍の中で迅速に立ち上げを行いました。そして世界中からオープンな形でいろんな書き込みというか、改善が寄せられたわけで、台湾からはオードリー・タンさんも一言アドバイスをいただくということなどでもニュースになったところであります。これらの改善提案を的確に反映しながら、いつ、アジャイルですよね、アジャイルなものをどんどん改善していくということは、今も行われているということです。さらにオープンデータ化であるとかソースコードを公開することで、サイトの構築のあとも全国の自治体はじめ、さまざまな団体や個人の方が同じベース、オープンになっていますので、いくらでも活用していただいているということから、そういったことも含めて高く評価をされたものであります。 現在も日々、このサイトの充実や改善に向けて多くの方々にご協力いただいておりまして、感謝を申し上げたいと思います。今後も都民や事業者の皆さんが適切にこの感染予防対策を行っていただくためにも、迅速で正確な情報発信に努めていきたいと考えております。 もう1つの受賞でありますけれども、都電荒川線なんですね。これが、ロングライフデザイン賞というのがあるんですけれども、そちらを受賞することとなりました。このロングライフデザイン賞ですけれども、グッドデザイン賞の特別賞になっております。時代を超えてスタンダードであり続ける商品・建築・コンテンツ・サービスなどが対象になっておりまして、今回、受賞に至ったものであります。 都としてロングライフデザイン賞を受賞するのは今回初めてです。また、路面電車で受賞したのは全国初ということになります。今回の受賞ですが、都電、愛されてきました、レガシーです。長く都民の足としても活躍をしてきました。大変喜ばしい、この受賞、大変喜ばしいことだと受け止めております。 それから今年も恒例の、都電でいろんな季節ごとのイベントを行っておりますけれども、都電ハロウィン号を今年も運行いたします。これは東京さくらトラムで唯一の青いレトロ調の車両がありますけれども、荒川区と地元の高校生の協力を得まして、ハロウィーンをモチーフにしたかわいい装飾になっています。沿線にはまち歩きに最適な場所も多いですし、感染防止の対策、十分取っておりますので、東京さくらトラムをご利用いただいて、例えば秋の東京の下町の散策など、ぜひお楽しみいただきたいということであります。