小池都知事が定例会見8月6日(全文1)極めて事態は切迫、人ごとではない
若い方々にもワクチンが行き届くように
これは高齢者の方々から始めましたけれども、全世代の皆さまが積極的な接種をお願いできるように、今日も都庁で多くの接種が行われていますし、また、各区市町村も体制を整えながら進めておられますし、また、さまざまな職域等も取り組んでおられるところであります。 ワクチン接種に関して、特に若い方々などに対してあらためて普及・啓発をしたい。そこで動画を作成をいたしましたので、ご覧ください。どうぞ。 女性(VTR):ワクチン接種券、届きましたか。迷っている人も接種券は捨てないで。ワクチンを打つと決めたとき、あなたにはその接種券が必要です。 小池:はい。各区市町村から接種券が、もうあらゆる世代に行き渡っているかと思いますが、その扱いについて、特に若い方々、接種券、大切でありますし、よく確保しておいていただきたいと思います。今、各国で、その接種の証明がないと入れないとか、入国できないとか、結構それが広がっていますし、この点、接種券を持って。そして大学における接種会場も都としても設けております。それぞれ大学そのものが職域になって進めているケースもあります。それから、アルバイトやさまざまなところでこの活動をしておられる若い方々にもワクチンが行き届くように、さまざま工夫をしているところです。 ただ、SNS上にさまざまな情報が流れていて、ワクチンの副反応が不安だとか、ワクチンを打つかどうか迷っているという、そのようなこともつぶやかれたり発信をされたりしてるかと思います。あらためて、この区市町村からのワクチン接種券、届いてるかと思いますので、ぜひまず重要な情報が同封されていますから、まず封筒を開いて説明をしっかり読んでいただいて、ワクチンの効果、そして副反応、十分に理解をしてください。その上でぜひ積極的に接種をしていただきたい。
都内のワクチン接種は着実に進捗
これ、接種券は大切にしていただくという動画ですけれども、「東京動画」に掲載するほか、テレビ、ウェブで発信をしてまいります。また都のワクチンポータルサイトでもワクチンに関しての正しい知識の普及啓発に向けました情報、これらも掲載しておりますので、参考にしていただきたいと思います。 それから医療提供体制であります。先生方から入院、医療、そして宿泊と自宅、それぞれ療養。この3つの体制を緊急時の体制へと移行する必要があるというご指摘をきのうのモニタリング会議でもいただいた。で、都として緊急対応という形で、入院の重点医療機関について整理をしております。それは重症・中等症と軽症・中等症、その役割を明確化し、また宿泊療養施設の重点化、自宅療養者のフォローアップ体制、この拡充。それを医療機関、そして保健所と共に進めてまいるということです。 ご自宅で療養される方々には、ぜひしっかり回復されて、日常の生活に戻れますよう、都がさまざま支援策を用意しております。また体調の異変に気付いたときの対応などにつきましては、のちほどSNSなどで、またメッセージを発信してまいります。 今回のお盆休みでありますが、本当に大事な期間になるわけです。このお盆休みの機会を捉えまして、ぜひとも人と人との接触、劇的に減らす。そして先ほどから申し上げております、強敵である、手ごわい相手であるデルタ株による感染の拡大を防いでいきたい。そして都内のワクチン接種についても、着実に進捗しております。このままいきますと、8月末には約6割の方が1回目を完了するという見通しになっております。 このワクチンという武器が皆さんに行き渡るまでの間は、この感染防止に向けた意識と取り組みの徹底、ご自身、大切な人の命を守ることにつながる。前から申し上げているように、手指消毒であるとか、それからマスク、アクリル板を置いて、また会食などでの注意、短くと、いろいろなこと、これはウイルスから身を守る専守防衛だということを申し上げてきました。守りに徹するしか、治療薬もワクチンもこれまでなかったわけですから。そのワクチンが進んでいることは、まさに武器を手に入れたわけで、この武器を身に付けることによって、これまでの専守防衛に加えて、しっかりとした武器対応と、攻守共に備えていくという方法。