小池都知事が定例会見8月6日(全文1)極めて事態は切迫、人ごとではない
会食は少人数、小声、短時間で
それから家族以外の方とやむを得ず会食なさる場合は、ご自宅も含めまして、少人数で、小声で、短時間で、また、できるだけ真正面に。これ、富岳のいろんな研究のときも飛沫がどういうふうに飛ぶかっていうので、その際は正面でなくて、少し斜めにして座るという、テレコみたいな感じで座るなど、今、この飛沫を避ける工夫も徹底をしていただきたい。 それから公共交通機関のご利用ですけれども、乗っている際は会話をお控えいただく。発熱、それからせき、下痢など、症状があるなと思ったら、ぜひ公共交通機関も利用しないと。利用を避けていただくということが必要になってまいります。 それから事業者の皆さま方にお願いをしたいんですけれども、このお盆休みの機会を捉えて、これも前からお願いしておりますが、あらためて、この機会に計画的な長期休暇、テレワークの強化、時差出勤などとの組み合わせで、出勤者数7割枠減をお願いいたします。これもずっとお願いしております。またか、ではなくて経営方針としてぜひ社員を守っていただきたい。よろしくお願いします。 そして多くの方々が利用される商業施設、集客施設ですけれども、これは特に不特定多数の方が利用される施設になりますと、一度に入る人数を一定数に制限をしていただきたい。去年のころは、例えばスーパーや、それから商業施設、デパートなど、入る際に人数を絞って、みんなが一度にどっと入らないように順番を守っていただいたりしていた、そしてまたそれに入る際にはソーシャルディスタンスを取っていただいて、ペケ印とかシール貼ったりして間隔を取っていらしたのが、今やあまりそれが守られていない。
お客さまへの短時間利用の呼び掛けも
ですが、デルタ株は先ほど申し上げましたように距離の問題になってきます。これまでだんだん短く、距離が短くなって、ましてやもうその印が付いているのを無視してレジ辺りは混雑をする、というような状況が散見されますが、ぜひとも徹底した入場整理を、商業施設、大規模な集客施設のところ、ぜひともそういった整理、入場整理、これを行っていただきたい。 また、施設の中で、今、申し上げましたように、少なくとも人と人との距離、1.8メートル、確保できるようにしていただきたい。それから、これも前は店員さんなど、担当を決めて、消毒とか検温の徹底ですね。またかと言われるかもしれませんが、デルタはまたかじゃなくてもっと強いのが来ているということで、まき直しをお願いをするということです。 それから、お客さまへの短時間利用の呼び掛けもぜひともお願いを申し上げます。先ほどちょっと、社員も守ってくださいということをお伝えしましたけれど、従業員に感染が広がっている事例が出てきていますね。従業員を守るためにも、これらの対策、万全を期していただきたい。そして従業員にマスク着用をあらためて徹底をさせる。それから、少しでも熱があるなど体調が悪いという従業員には休暇を取らせ、また、外出は絶対に控えるようにと、そのように伝えていただきたいと思います。そして、おかしいなと思ったらかかりつけ医などに相談をする等々、これらのことをしっかり、結局、お店が休業せざるを得なくなったりするのは経営にも響いてくるかと思いますので、その点、徹底をお願いいたします。 こうした取り組みについて、関係する事業社の皆さま方に、先ほど各種業界団体にその旨をお願いしたところであります。ぜひ、このデルタ株と闘う、そして今、夏休みのこの時期にあらためてしっかりと対応することが重要でありますので、ぜひとも事業社の皆さんも、そして個人の皆さんも、今申し上げましたようなことについては、この強敵デルタ株との対峙ということで、ぜひ徹底してお守りいただきたいと思います。 それから、着実に進んでおりますワクチン接種なんですけれども、きのうの賀来先生からのご報告でも、ワクチン接種が進んだ高齢者は患者の発生として抑えられているという報告をいただきました。ご覧のように、これまでのような高齢者の重症や陽性率などを勘案しますと、ワクチンが進んでいる・いないによってかなり数値に違いがあるということで、このワクチン、ゲームチェンジャーでありますけれども、関係団体などと連携をしてワクチンの確保、それから接種、その促進に取り組んでいるところであります。