吉田優利「充実感ある」9位で予選会突破「来季は、出だしをスムーズに」【米女子ゴルフ】
◇10日 米女子ゴルフ 最終出場予選会最終日(米アラバマ州、マグノリアグローブ) 【モービル(米アラバマ州)テッド・ムース】昨季も予選会を通過しながらツアーでの成績が振るわず、2年連続参加となった吉田優利(24)=エプソン=は9位で復活した。 レギュラーツアーのポイントランクが102位に終わり、2年連続の予選会となった吉田は、9位で通過。前週は日本ツアーの予選会を7位で終えており、2週続きで日米の生き残り戦を戦い抜いた。「達成感ではないが、ずっと挑戦とか新しいことに取り組み続けられている充実感はある」という。 最終ラウンドは岩井明愛と同組だった。風が強くて、「(2打目が)5番、6番アイアン、4番ユーティリティーの3本しか必要ないほど、長い距離しか残らなかった」とか。それでも、合格圏内で開始できたとあって、無理をしない攻め方ができた。 今季のレギュラーツアーは出場権がなかなか回ってこず、序盤に試合数が少なかったことが、シードを確保できない一因になった。「来季は、出だしをスムーズに。オフをどう過ごすか、もう今から考えている。やらなきゃいけないこと、やりたいことのビジョンが、しっかりある」と話した。 最終予選会は5日間90ホールの長丁場で行われ、前日は荒天のため日程が1日ずれ込んだ。25位までが来季のレギュラーツアー出場資格を得られる。来季の日本勢は、過去最多の13人となる。 ◆米女子ツアー予選会 Qシリーズと呼ばれ、レギュラーツアーのシード権を持たない選手らが参加。8月の1次、10月の2次をへて、最終には99人が出場した。5日間90ホールのストロークプレーで、4日目終了時点での予選カットで65位までに絞られた。日本勢は7人が出場した。 ◆米女子ツアーの出場資格 各試合には、100人以上の選手が資格優先順に出場する。キャンセルがあれば、優先順に枠が下りてくる仕組み。 優先権は(1)前季のポイントランク上位80位(2)生涯獲得賞金額トップ20(3)過去5年と今季のメジャー優勝者…と、20のカテゴリーがある。 最終予選会25位までの選手は、14番目のカテゴリーに位置付けられる。さらに、今回の順位がカテゴリー内の序列になる。 ◆来季の米女子ツアーメンバー 【継続】(カッコ内は、今季ポイントランクと主な戦績) 古江彩佳(6位、アムンディ・エビアン選手権優勝)、西郷真央(9位、新人賞)、笹生優花(19位、全米女子オープン優勝)、畑岡奈紗(30位、HSBC女子世界選手権3位)、渋野日向子(64位、全米女子オープン2位)、西村優菜(69位、HSBC女子世界選手権3位)、勝みなみ(78位、Tモバイルマッチプレー5位) 【新規】(カッコ内は、資格取得大会または予選会順位) 竹田麗央(TOTOジャパンクラシック優勝)、山下美夢有(1位)、岩井千怜(2位)、岩井明愛(5位)、吉田優利(9位)、馬場咲希(24位)
中日スポーツ