原英莉花を待つ米女子下部ツアーの厳しい「数字」…移動も過酷、ギャラリーもほぼゼロ
「もう予選会は受けたくない」 2025年米女子ツアーの出場権をかけた最終予選会(Qシリーズ)の最終日に進めなかった原英莉花(25)のセリフだ。来季は米下部のエプソンツアーからの昇格を目指すと明言した。 ❤SEXYすぎるっ!!!❤ 原英莉花、胸元パックリの純白衣装で前かがみ!!! Qシリーズは5日間90ホールのストロークプレー競技。今年も天気が荒れ、最終日は翌日(現地10日)に延期された。大会中は寒さでスタート時間を遅らせる日もあり、選手たちはコンディション維持に苦労したが、原が参戦する下部ツアーも過酷だ。 レギュラーツアーのような整備されたコースは少なく、空港から遠いことは珍しくない。現地での移動も大変で、キャディーはボランティアなどに頼ることもあるし、何しろギャラリーが皆無に等しい。国内ではトップクラスの人気を誇る原にとってはつらい1年になりそうだ。 その下部ツアーのレベルはどの程度なのか。 今季は全19試合が行われ、ポイントランク(PR)10位までがレギュラーツアーへ昇格した。11~15位は限定的な出場権が得られたが、18位だった馬場咲希(19)はQシリーズに回っていた。 PR10位までの選手で未勝利は2人だけ。今季のランキング1位はL・スティーブンソン(28)の1732.216ポイント。優勝1回、2位2回でトップ10入り8回。1位500ポイント、2位320ポイントはやはり大きい。 スティーブンソン(出場15試合)のスタッツは以下の通り。 ●スティーブンソン ①平均スコア 69.73 ②平均飛距離 245.85ヤード ③FWキープ率81.58% ④パーオン率 76.26% ⑤平均パット数(パーオンホール) 1.76 ランク10位のC・ポーター(22=17試合)と原のスタッツはどうか。 ●ポーター ①71.06 ②256.76ヤード ③72.15% ④69.08% ⑤1.77 ●原英莉花 ①71.13 ②250.20ヤード ③65.53% ④72.72% ⑤1.80 原は今季、国内27試合に出場。舞台も試合数も異なるため、上記2人の成績と同等には語れないものの、参考記録にはなるだろう。原がポーターを上回っているのはパーオン率だけ。来季も規定が変わらなければ、原は上位10人を目指し、寂しい下部ツアーで厳しい戦いを強いられることになりそうだ。 ちなみに、獲得賞金1位もスティーブンソンで13万6000ドル(約2040万円)。こちらは未勝利でトップ10入り7回の原(約4022万円)が大差をつけている。 ◇ ◇ ◇ 日刊ゲンダイは過去、恩師などの証言を元に原を「丸裸」にしたことがある。学生時代はゴルフにどう励んでいたのか。そのスクールライフや「意外な素顔」「美意識」とはーー。 ●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。