リヤショックを外してもスイングアームが動かない!ど~して?【プロカメラマン】ダックス70に七転八倒5回目
急ぎ、リヤを……
お隣のせいちゃんから預かったダックス70。分解してから、すでにだいぶ経ちました。 ようやく難解だったフロントフォークのトラブルを片付けられてほっとしました。ですが、前側だけきれいになってしまうと、こんどは汚れの激しいリヤ周辺も気になってしまいます(人情)。そしてその頃になると陽気のせいか、せいちゃんも乗りたくなってウズウズしてきたらしく、 「完成まで、あとどのくらいかな~」と。 ならば作業を急ぎましょう! 【 画像ギャラリー 37枚】リヤショックを外してもスイングアームが動かない!ど~して?【プロカメラマン】ダックス70に七転八倒5回目……の写真を見る!
リヤ周りをバラしてみると動きが渋い!スイングアームが動かない
大きめのネジを軽く緩めてから車体をジャッキで浮かせて、まず後輪を外しました。ブレーキロッドやトルクロッドに相当する部分は後から外すとして、スイングアームからバネとダンパーのショックユニット下側を外してみたんですよ。普通なら、スイングアームは自重で下がるはずですよね。ところが、ショックを外してもスイングアームは元の角度のまま。動きがシブいのは一目瞭然で、「やっぱりリヤも点検してよかったわー」とひとり納得。 そこから先は、ドラムブレーキの点検。フロントのように油が染み込んではいなかったのと、摩耗具合がそれほどでもなかったので、ハブ内部の脱脂と清掃だけで良しとしました。 スイングアーム自体はサビが案外深くまで浸食していました。サビがひどい部分は少し深く削り、ほかは元の下塗りを残すように全体を研ぎました。もう、ここは塗装しちゃいます。
ホイールやブレーキの各パーツを磨いて塗装など
一方、全体が汚いホイールは、ハブとホイール外周部を分離させて処理を変えてみました。 ハブの外側は何か味のあるシルバーの塗料が残っている上にチェーンの油分がコーティング状態となっていたのでサビはなし。きれいに脱脂して磨いて終わり。 ホイールの外周はサビていたので、ペーパーで研ぎ、スプレーで全体をシルバー&クリヤーに塗装しておきました。 ブレーキのドラムパネルも純正のクリヤー層の下まで、びっしり模様が入っているかのように傷んでいたので、ひと皮剥いてからシルバーで表面保護的に塗装です。 だいぶ見栄えが良くなってきました。筆塗りされていたショックユニットは、スプリングのサビ落としも含めて、アクリルラッカーで塗装し直しておきます。それにしても、せいちゃんの前のオーナーはなぜ筆塗りで補修したんでしょうね。単純に、部品を外してスプレー塗装するのが面倒だったんでしょうか。 スイングアームはピボット部分の内側、ピボットボルトも表面の傷みを修正&グリスアップ。滑らかに動くようになったので、ショックユニットを含めてホイールと一緒に組み立てました。 やっとチェーンやガードを付ける手前まで復元できました! 油汚れのなくなったリヤホイールを見ると、妙に嬉しくなります。まるで自分のバイクのようです!