リヤショックを外してもスイングアームが動かない!ど~して?【プロカメラマン】ダックス70に七転八倒5回目
エアクリーナーボックスをセメダインで補修
数日後。残る作業は、インシュレーターが外れて捻くれたエアクリーナーASSYの修理と、バルブのタペットクリアランス調整の確認、キャブ内部の点検清掃。これらに取り掛かります。 エアクリーナーボックスの後部に接続されているべき太い「ゴムのチューブ」。ここは12V化する際にイエローの配線を隠していたにっくき部材……じゃなくって、フレームの内側から空気を吸って、吸気に雨水が混じらないようにする大事な部材と考えるんですよね。 円筒形のエアクリーナーにちゃんとくっついていないとダメなのに、外れたままにしておいてしまいました。 ブローバイの油分がたっぷり残っていたので、しつこく脱脂してから、弾力性が乾燥後も残る接着剤=セメダイン・スーパーXをたっぷり塗って接続し、数日間乾かしてみました。今度は簡単には外れません。雨水にもしばらくは耐えてくれるはずです。
キャブ清掃と、タペットクリアランス調整で、燃焼も良くなるハズ
エアクリーナーをフレームにねじ止めしておいて、キャブの清掃をしてみました。燃料コックと一体化したキャブです。純正のOリングを取り寄せておいてから各部を外していき、全部分を清掃し、中に溜まっていた汚れを落として復元。以前、自分のバイクの改造でJAZZをしばらくいたずらしていたころに見ていたキャブとあまり構造が違わないなぁと感心。ダックスの方がよほど古いはずなのに、フロートチャンバーを外してみるとほとんど同じようなものです。 各部の点検を終えてキャブを復元し、エンジンとエアクリーナーに接続して燃料ホースを繋いだら、ここはOK。 さて、エンジンをかける前にタペットキャップを外してタペットの状態を見てみます。クランクを回してエンジン左側を覗き、圧縮上死点で合いマークを合わせてシックネスゲージでインレット側とエキゾースト側それぞれのクリアランスを調整して、アジャスターをロックしたら終わり。 ノイズはあってもよく回っていたエンジンなので、狂いは多くなかったようです。 さあ、洗って給油しておいたチェーンをスプロケットに掛け、チェーンカバーとチェンジペダルを付けたら、修理・調整はこれでOKでしょう。最後にエンジンオイルを新しいのに交換して完成です!