大谷翔平らスター選手にフラれて続けたSFジャイアンツがソト獲得は“見送った理由”とは。「データ重視の私達が最も嫌う言葉だが、それを信じるしかない」
米メディア『NBC Sports』は現地12月11日、MLBサンフランシスコ・ジャイアンツが今オフに注目FAだったフアン・ソト(ニューヨーク・ヤンキース→ニューヨーク・メッツ)の獲得に乗り出さなかった理由についての記事を配信した。 【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け! ジャイアンツは昨オフに大谷翔平と山本由伸の獲得に乗り出すも失敗し、両者とも同地区のライバル球団であるロサンゼルス・ドジャースに移籍。以前にもジャンカルロ・スタントン(ニューヨーク・ヤンキース)、ブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)などスーパースターの獲得を試みたが叶わなかった。 過去をさかのぼってもそれほど総年俸が高い球団ではなかったが、今季ついにぜいたく税球団に名を連ねたこともあり、今オフ最注目のFA外野手ソトの獲得にも期待がかかっていたが、フロントは遊撃手ウィリー・アダメスとの契約に注力。その意図のひとつがサラリーの節約だ。ソトの歴史的な契約金を受けて他選手も要求する年俸の基準を引き上げることが予想される中で、アダメスと7年1億8200万ドル(約273億円)で契約。球団記録を更新する大型契約だったが、ソトの契約の影響を受けずに済んだ。 また、ソトとの契約に消極的だったもうひとつの理由について、バスター・ポージー編成本部長は以下のように語っている。「何よりも直感だと思う。今日のデータ重視のスタイルの私達が最も嫌う言葉だが、それを信じるしかない。直感は時にその過程で、言葉にならないような手がかりを掴むこともある。情報を集め、それを受けてできる限り最善の決断を下すんだ」 また、より大局的な視点でもソトとの契約は魅力的ではなかったと言い、ポージーは「私が最初に考えたのは、ソトがプレーを終えた時、私の一番上の子どもは28歳になるということだ」とコメントも残している。 構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】
- 「誰が来ても構わない」「どこでもプレーする」アレナード移籍の噂へのド軍マンシーの心境に米メディアが脚光「勝利に貢献したいだけ」
- 佐々木朗希を巡る争奪戦、「パドレスの優位性が打ち砕かれた」地元メディアが悲観「ファンの皆さん、状況はよくないようだ」
- カブス今永&鈴木は“朗希争奪戦”不参加。代理人が語る、佐々木が尋ねる球団選びのポイント3つは?「成功のために必ずしも日本人選手が必要だとは言えない」
- 「ドジャースに戻りたい」と語るキケ・ヘルナンデスの希望は叶うのか? 「球団の計画の実現をいくつか待つ必要がある」と米報道
- 「二択なら迷うことなくオオタニを選ぶ」米敏腕記者がソトの1147億円に私見。大谷翔平は10年総額1015億円でも、「かなりお買い得に見える」と主張