金融庁、日本暗号資産等取引業協会らと懇談会──内部監査強化へ
金融庁は12月25日、金融機関の内部監査強化を目的に関係機関との懇談会を新設すると発表した。同懇談会の参加団体には、日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)も含まれる。 2025年1月23日に初会合を開催し、以降は月1回のペースで会合を実施する方針。同庁は6月をめどに報告書を取りまとめる予定としている。懇談会では、金融機関全体の内部監査水準の向上と、国内外のステークホルダーからの信頼確保に向けた議論が行われる。 警察庁は12月24日、DMMビットコインから流出した482億円相当のビットコインについて、北朝鮮系ハッカー集団による犯行と特定した。一方で、同社の資産管理態勢に問題があったことも指摘されている。金融庁担当者はCoinDesk JAPANの取材に対し、「今回の懇談会はDMMビットコインの事案とは関係なく、特定の事象をきっかけとしたものではない。業界全体の内部監査体制の整備が目的」と説明している。 |文:栃山直樹|画像:Shutterstock
CoinDesk Japan 編集部