声優・小松未可子が語る子育て 「夫も私も、子どもへの読み聞かせで“声優スイッチ”が入ってしまいます」
■ダイヤは自分の小学生時代にそっくり ――アニメ「科学×冒険サバイバル!」では、ダイヤ役を演じられました。 ダイヤはとにかく底抜けのエネルギーを持っていて、どんなサバイバルも乗り越えちゃうんですね。ここまで突き抜けてポジティブ、って自分の中でもあまり演じたことのなかった役どころかもしれません。 ――ご自身のキャラとかぶるところはありましたか? はい。私は兄と弟の男兄弟に挟まれて育ったこともあって、虫捕りとか体を動かす遊びばかりしている活発な子でしたからね。 子どものころのホームビデオを見ると、例えばご飯の時間が近づくと、私が「ご飯だ~、ご飯だ~」と歌いながら、弟を引き連れて廊下を行進するシーンがあったりして。そうやって場の雰囲気を明るく盛り上げるムードメーカーだったことを思うと、ダイヤと私って似ていたかも、と思ったりします。 ――印象に残ったシーンは? 「昆虫世界のサバイバル」で、ダイヤがアリジゴクに遭遇したとき、人間掘削機になって自分で地面を掘り進めていくシーンですね。「そんな無茶な」とも思えますけど、どんなピンチにも明るく楽しく立ち向かっていくダイヤのキャラクターを象徴していると思って。 実はこのシーン、オーディションでも演じたんです。ダイヤのエネルギッシュなところを表現できるよう、終始テンションを上げて、元気に声を張り続けるようにしました。それでも私の中では、ダイヤのパワーを100%表現できたかと不安もありましたが、監督に「ばっちりです」と言っていただけたので安心しました。 実際のアフレコ現場でも全力で、いや全力以上の気持ちで演じるようにしています。 ――アフレコ現場では、自分でもキャラクターと同じ動作をされたりもするんですか? 意識はしていないですが、確かにダイヤと同じような動きをしているかもしれません。実際にアクションを交えたほうが声に動きが出ますし。ダイヤが変顔をするシーンも多いですが、私も自然と変顔をしていますね。みなさんにはとても収録風景をお見せできないかも(笑)