【古川雄大×京本大我】ミュージカル『モーツァルト!』製作会見を徹底レポート!【撮り下ろし写真多数】
ーーおふたりはダブルキャストとしてご一緒になったり、共演経験もありますが、お互いの印象とリスペクトしているところを教えていただけますか。 古川さん「もうとにかく美しいですよね。美しい見た目とは真逆に、彼はすごく努力家で、すごくストイックな一面があって。もちろん同じ役をやらせていただく中で感じることもありましたし、別で彼が主演している作品を観た時に、改めて彼の成長というか、彼が見えないところでどれだけ努力しているかがステージ上からすごく伝わってきたので、見た目とのギャップがあって。もっと調子乗っていいと思うんですよ、この見た目があったら(笑)。でも、それだけじゃない彼の努力も尊敬しています」 京本さん「ありがたいですね。本当に嬉しいです。僕もまったく同じような気持ち。今も、このバーンってやった(ビジュアルをみせた)時もそうですけど、本当にうらやましいぐらいかっこいいじゃないですか。前回の『モーツァルト!』のポスタービジュアルも、帝劇での作品中もそれを見るためにわざわざロビーに行くぐらい本当に大好きだったんです。雄大くんもすごいストイックだったり、お芝居も繊細で、すごく細かいところまでこだわって、突きつめてやられてる印象もありますし。でも男らしさみたいなものもしっかり兼ね備えていて、すごく僕の憧れというか、理想的な男性というか。だけど、ほんわかしてます(笑)。そのギャップもいい。10年前に初めてお話した時は、急に“チョコレート食べる?”とチョコレートくれて、それで僕は緊張が和らいだりして。お兄ちゃん的な面もありながら、気づいたらすぐに筋トレしてたり、マイペースなところもすごく魅力的。観察していてもすごく楽しい、素敵な先輩だなと思ってます」 ーー先ほどもお話に出ました、帝劇のクロージングライナップのひとつということで、ぜひ、ふたりが帝劇に感じていることや思い出を教えてください。 古川さん「僕は2012年に『エリザベート』のルドルフ役で初めて出させていただいて、 そこが帝劇との出会いです。その『エリザベート』に出させていただいたことで、(同じ作品の)トート役に憧れを持ちました。それこそさっき大我が言っていた、憧れや目標が僕にも出てきたんですよ。ただ、それは自分が目指せるところじゃないなと思っていたんで、誰にも言えずに密かに思ってまして。 その後、トート役で帝劇に立ち、ありがたいことに、(他の役でも)何度か立たせていただいたんです。その中でたくさん成長させてもらい、自分を育てていただいた場所だなと勝手に思っていて、とても恩を感じている場所です」 京本さん「僕も本当に恵まれてるというか、小さい頃から先輩の作品とかで、帝国劇場に立たせていただいていて。 仕事ということもわからないぐらいの状態で、(先輩の)後ろで踊ったり、子役みたいな感じで出させていただいたことはあって。本当に思い出がたくさんつまってるんですけど、やっぱり20歳の時、『エリザベート』で帝劇に立った時に、今まで見てた帝国劇場と景色が全然違う感じがして、“帝劇ってこういうところなんだ”と改めて思うぐらい、帝劇の凄みみたいなものを感じました。あとは、その時、芳雄さんや城田優さん、先輩方がみなさんすごく優しくて、気にかけてくれて。20歳の若造の僕に話しかけてくださったり、ごはんに誘ってくれたり。雄大くんとも(帝劇の)地下のお蕎麦屋さんにふたりで食べに行ったり。劇場のステージ上だけじゃなくて、周りのお店だったり、楽屋だったり、いろんなところに思い出がつまってるので、 一言じゃ表せないぐらい感謝してます」