【古川雄大×京本大我】ミュージカル『モーツァルト!』製作会見を徹底レポート!【撮り下ろし写真多数】
「20代ラストで夢が叶った。自分らしく楽しく役と向き合いたい」
京本さん「僕は約10年前に初めて本格的にミュージカルに挑戦させていただいて、『エリザベート』という作品の時に、本当にミュージカルの難しさ、過酷さを知りながらも、同時におもしろさだったり、奥深さをとても感じまして。そのタイミングで、いろんな作品をDVDなどでもっと勉強してみようと思った時に出会ったのが、この『モーツァルト!』という作品で。まだまだ本当に面白い作品、魅力的な作品ってたくさんあるんだなと思って。その時は(井上)芳雄さんや(山崎)育三郎さんが演じられてるものを観させてもらってたんですけど、“いつか自分も『モーツァルト!』が務められれるぐらいミュージカルを頑張ってみたい”と、ぼんやりと大きな夢を抱きました。 それからコツコツと、毎年舞台に挑戦させていただきながら、自分の中で戦いながらやらせていただいていて。 ついに、20代ラストの年に『モーツァルト!』に挑戦する機会をいただけたこと、本当に光栄に思っております。 そして今回は、『エリザベート』に初めて出演した時にダブルキャストとして一緒にやらせていただいていた、僕にとって本当にお兄ちゃんみたいな古川雄大くんが、また一緒にヴォルフガングをやってくださるということで、すごく心強いです。10年前からたくさん甘えて、たくさん引っ張っていただいて支えてもらってたので、少しは大人になったところを見せたいなと思いつつも、多分頼ってしまうところもあると思います(笑)。 ヴォルフガング・モーツァルトという役はすごく過酷と聞いてますので、大変なこともあると思いますが、稽古場でも自分らしく楽しく役と向き合って、そして自分らしいヴォルフガングを作り上げていけたらいいなと思っております」
お互いのビジュアルとギャップに魅力を感じている
続いて、記者たちからの質問に答えてくれました。 ーー今回の出演が決まった時のお気持ちを改めて教えてください。 古川さん「“またやれるんだ!”という喜びがとても大きかったです。ただ、成長していくたびに何か失われていくものもきっとあって。2回目はそれを感じたんです。だから今回は、初参加の時のフレッシュさというか、追い込まれた感じを、どうにか出せないかなという風に今悩んでいる最中なんです。この役は、きっとフレッシュな若い人がのぼりつめるためにやっていく役だと思うんですけど、まだやりたいんです。ずっとやっていたんです。だから、まだやれるんだという喜びとともに、自己ベストを作りたいなという決意です」 京本さん「帝国劇場が一旦クローズしてしまうと耳にしていたので、憧れの作品『モーツァルト!』に挑戦する機会は当分ないのかなと思っていたところで、まさかのお声がけをいただいて。自分にとっては、なんとなくぼんやりと20代のうちに挑戦してみたいと、少し生意気な思いもあったので、それが叶ったことが何より嬉しかったです。同時にプレッシャーだったり、僕はミュージカルは10年前からとはいえ、年に1度のペースでしか挑戦させてもらってないので、やはり場数的にも、本当にヴォルフガングを務められるぐらい自分の経験値が足りてるのかなと不安もあり……。でも、演じさせていただく以上はしっかり務めたいので、プレッシャーを感じながらも頑張りたいです」