「マスク着用の有無はTPO」モニタリング会議後、小池都知事が会見(本文1)
4回目接種はきのうから順次開始
4回目ですけれども、4回目の接種はきのうから順次、区市町村で始まっています。それを都のほうの大規模接種会場でも6月1日から始めることといたしております。高齢者、そして基礎疾患を有する方など、対象となっている皆さま方には、重症化を防ぐためにも、3回目から5カ月経過したら、ぜひ接種をお願いいたします。 私たち1人1人が基本的な対策を実践して、感染拡大を抑え込んでいく。もう何度もお伝えしているところでございますけれども、この基本をよろしくお願いいたします。本日のモニタリング会議の報告とさせていただき、また皆さま方へのお願いでございました。それでは、今日は代表がテレビ東京さんですので、吉田さん、お願いします。
マスクの適切な着用について呼び掛けを
テレビ東京:幹事社のテレビ東京です。よろしくお願いします。知事にお伺いします。マスクについて政府の見解が示されて、今日、賀来先生からも詳しい説明がされました。場面によって着けたり外したりということになりますが、マスクの適切な着用について知事からあらためて呼び掛けをお願いします。 小池:先ほど賀来先生のほうから、どのような場面で着用するのか、それともしなくてもよいのかというお話がございました。まさにTPOだと思います。距離が確保できているかどうかということで、飛沫が、感染経路の1つに飛沫がございますが、1~2メーターぐらいまでは届くと、かねてよりされておりますが、その意味で、だいたい目安として2メーター以上確保した上でお話をいただくということです。距離を離す、ソーシャルディスタンスですね。そこでマスクの着用の有無が、これで、目安として参考にしていただく。 それから屋外の場合は、空気の循環が屋内と比べますと良いわけですので、それによって感染リスクが低くなるので、屋外でのマスクを外すというのも、この考え方で可能となると。会話を行うか否か、ここも分け方になります。会話や発声で感染が伝播をするということから、会話がなければ感染リスクは低くなるわけでありますので、会話をしないところではマスクは着けなくてもよいという考え方。今日は国の方針とまたそれに加えまして、東京iCDCでご検討いただいた、それを本日ご紹介させていただきました。いずれにせよ、マスクというとても基本的な話でございますので、着けたり外したりと、いろんな場面があるかとは思いますが、皆さんのご協力を引き続きよろしくお願いいたします。 テレビ東京:ではもう1点、賀来先生にお伺いします。都内で2つのオミクロン、亜系統が見つかったということですけれども、この2つについてどの程度、警戒する必要があるのか、また感染拡大につながる可能性があるのか、お考えをお聞かせください。 賀来:ありがとうございます。BA.2.12.1、それからBA.5の2件が確認されたわけですけども、いずれも同居家族の方にの感染は認められてなかったわけですね。ただBA.2.12.1はアメリカで急速に、急速にっていいますか、かなり今もう50%を超えて置き換わりが進んできています。だいたいBA.2の1.2倍ぐらい、25%ぐらい増し、1.25倍ぐらい感染力があると。それでBA.1とBA.2で比較してみますと、これは疫学的なデータですけど、だいたい1.2倍ぐらいBA.2のほうがBA.1よりも高いということになっています。