「マスク着用の有無はTPO」モニタリング会議後、小池都知事が会見(本文1)
感染リスクを考えてほしい
デルタ株の場合は味覚障害、嗅覚障害や脱毛が多かったんですけども、こういった方々が、そういったものが見られる。そして、コロナにかかったときには軽症であっても、やっぱり後遺症が見られる。あるいは基礎疾患がない方でも後遺症が見られるというところに、やっぱり今後注意していかなければならないというふうに思います。 最後にマスクの着用ですけども、マスクはもちろん非常に重要な感染対策の1つですけども、やはり3密の回避、換気の徹底、そしてマスク、そして手洗いというように、総合的な対策の中の1つとして考えていかなければなりません。国から方針が示されましたが、今日お話し申し上げましたのは、やはり感染リスクを考えていってほしいということであります。 まず身体的な距離、ソーシャルディスタンスが取れているかどうか、屋内か屋外かどうか、あるいは会話している場面なのか、していないのか。こういった場面を常に考えていただいて、それぞれの場面でお考えいただく。感染リスクを考えて、マスクの着用についてのことをこれからもやっぱり、しっかりと着けるときと、外すときとがあるんだということも含めてお示しをさせていただきました。私からは以上です。 小池:はい。上田先生は今日はいいですか。はい。ありがとうございました。まとめさせていただきますと、感染状況、医療提供体制、引き続きそれぞれがオレンジ色、そして黄色となっております。そして新規陽性者数は緩やかな減少傾向にある。入院患者数は横ばい、重症患者数は低い値で推移をしている、こういう報告をいただきました。
若者の3回目未接種が多い状況
今週から基本的な感染防止対策の徹底によりまして、感染を抑えていくステージといたしております。オミクロン株の新たな亜系統、BA.5、そしてBA.2、2ですね。2と12と1で、BA.2.12.1、これが都内で初めて確認されています。その報告をいただきました。そして東京都健康安全研究センター、健安研と呼んでおりますが、こちらにおいてスピーディーにその結果が分かる検査を開始いたしまして監視体制を強化いたしております。よって都民の皆さま方におかれましては、引き続きの小まめな換気、3密の回避など、心掛けていただきたい。 さらに、マスクについて先ほど賀来先生から具体的に3つのポイントについて、どういう着用、場面が必要なのかということでご報告をいただきました。都民の皆さま方には、今回の報告の活用をぜひお願いをしたいと思います。そして、飲食店をご利用の際は、感染防止対策がしっかり講じられている認証店をぜひ選んでいただき、また飲食店など事業者におかれましても、感染防止対策の徹底は引き続きのご協力をお願いしたいと思います。 そして、3回目のワクチン接種ですが、まだ、世代的に見まして若い方の未接種者が多い状況になっています。都としましては3回目の接種が済んだ方々などを対象に、「もっとTokyo」のトライアル実施を来月中には開始をいたします。また、都がさまざまな分野で連携協力をしているワイドコラボ企業ですね、これを通じた周知などを行い、未接種、3回目がまだという方々に接種を勧めていく、そのようなことを総合的にまた加速していきたいと思います。 そして、賀来先生からのご報告がありましたとおり、オミクロン株の感染者から、年齢、そして既往症がある・なし、そしてコロナ発症時の重症度などにかかわらず、後遺症の相談が多く寄せられているというご報告をいただいております。これは若い世代でも後遺症と無関係、無縁ではございませんので、まずは感染しないようにお気を付けいただくことと、ぜひともワクチンのほうの接種は、そのあとの後遺症等々などを抑えると、重症化も抑えるという意味でも、ワクチン接種をしていただきたいと思います。