10秒でおいしいコーヒーが出てくる! 【両国】〈シングル オー〉のコーヒータップ
シドニー発のコーヒーロースター〈Single O Ryogoku Roastworks/Cafe〉が、倉庫跡地に焙煎所併設のカフェをオープン。コーヒーカルチャーを発信し続けるお店の思いを教えてもらいました。
【両国】Single O Ryogoku Roastworks/Cafeのコーヒー オン タップ
2014年、オーストラリア・シドニー発のコーヒーロースターが、海外初出店の地に選んだのが東京・両国。3年後、週末だけのテイスティングバーを開くと、人通りまばらな路地裏に100人ものコーヒーラヴァーが列を作り話題を呼んだ。その後、2021年に日本橋浜町にカフェを開き、日本上陸10年目の2024年5月1日、1号店からほど近い地に移転してロースタリーカフェをオープンした。木材会社の倉庫として使われていたトタンの外壁をそのまま生かした造りだ。
ゲストを出迎えるのは、〈Single O〉の代名詞でもある〝コーヒー オン タップ〞。ビアタップのような形状をしたマシンで、タップの下にカップをセットするとコーヒーが抽出される。支払いをしてコーヒーを手にするまわずか10秒! 「速さだけではなく、ハンドドリップ同様のクオリティの一杯に出合えることが、このタップの画期的なところ。スペシャルティコーヒーになじみがなくても、このシステムなら試しに飲んでみようと思うきっかけになり、楽しさも広がるはず」と、代表の山本酉さんは話す。
また、環境問題にも真摯に向き合い、リサイクルプラスチックを利用してカウンターを設えたり、廃棄衣類を店内の壁に用いるなど、店内のあちこちでアップサイクルを実践している。「木材倉庫をリノベーションして焙煎所とカフェとして再生したこの建物もそう。新しく作るだけではなく、あるものを活用することも大切にしています」
【両国】〈Single O Ryogoku Roastworks/Cafe〉3つのこだわり
独自のタップ、アップサイクルなど新たなコーヒーカルチャーを発信する〈Single O Ryogoku Roastworks/Cafe〉の3つのこだわりを教えてもらいました。