酒好きが選ぶ「焼肉」に合うお酒とは? 青空の下で嗜む酒とお肉のコラボの最適解を検証
青空の下で焼肉するときに欠かせないのは、もちろんお酒。右手にはよく焼けた肉、左手にはキンキンに冷えた生ビールのジョッキ。で、照りつける太陽の方に向かってジョッキを高く掲げ、おもむろに口を近づけていってグイグイと流し込む。 【写真】焼肉に合うお酒を検証を見る(全5枚) ビール飲みたし~、という感情に喉の筋肉の動きが追いつかず、口の両脇からは泡がダラダラとこぼれ落ちる。Tシャツの胸元はびしゃびしゃ。でも、野外だから気にしない。どうせすぐ乾く。 こんなシチュエーションで飲むビール、最高に決まってますよね! ……と、思わず断定しそうになりましたが、実際のところはどうなんだろう。本当にビールでいい? たとえば居酒屋での飲み会でも「とりあえずビール」という不動の呪文が全国各地で唱えられていて、みんな迷うことなくビールを選んでいる。だから、焼肉の現場でもそれがそのまま適用されて、ごく自然にビールが選ばれている。 でも、本当にそれでいいのでしょうか? 焼肉に合うお酒を探ってみようー! 野外で肉を焼いたり、野外でアルコールを飲んだりするのは、日常で食事を摂るのとは意味が違います。生命維持のための食生活を超えた、特別な楽しみなのです。ならば、もっといろんな可能性を追求してみたいじゃないですか! ま、世間はそれを「酒飲みの道楽」と呼ぶわけですが。 さて、例によって彩湖・道満グリーンパークに来ています。このバーベキュー場で、今回は焼肉を楽しむわけですが、もちろんお酒もいろいろ用意してあります。 とりあえずはビールからいってみましょうか(あ、無意識に自分も呪文を!)。繰り返しになりますが、焼肉とビールの組み合わせは鉄板です。焼いたのは網だけど、鉄板です。 今回、焼肉のために用意したのは赤身とサシのバランスがいいと言われるアンガスビーフ。これがまたビールに合う! いや、逆かな。ビールに肉が合うんじゃなくて、よく焼けた肉にビールが合う! と言わなきゃいけない。 誰もが口を揃えて「焼肉にはビールでしょ」と言うのは、やはり肉の脂をビールの清涼感が洗い流してくれるからだと思うのです。いざ、それを実行してみると、皆さんのおっしゃる通りだよなあと、ビールの威力を再認識。肉→ビール→肉→ビール→肉→ビールの無限ループで、箸とグラスが止まらなくなります。