酒好きが選ぶ「焼肉」に合うお酒とは? 青空の下で嗜む酒とお肉のコラボの最適解を検証
シュワシュワ系のドリンクが焼肉に合うのは真理
ビールは美味い。そこに疑問を挟むつもりはございません。でも、ぼくは日常でビールを飲むことは滅多にないんです。なぜならツーフー、痛風だから! だいたい毎日のようにお酒は飲んでるんですけど、飲むのはほとんど焼酎。それをホッピーか酎ハイにしています。厳密に言うと、痛風の原因となるのはビールに多く含まれるプリン体よりも、アルコールを摂取する行為自体の方が問題なんですが、そのことはいまはそっとしておいてください。 で、ホッピーも酎ハイも、ビールと同様にシュワシュワ系のドリンクですから、これまた焼肉にも合うんですね。ぼくが普段好んで飲むのはプレーンな無味無臭の酎ハイなんですが、焼肉をする場合ならレモンサワーとかグレープフルーツサワーなどの柑橘類系のものを選べば、その清涼感が脂っこい焼肉のうまさをより一層引き立ててくれるでしょう。 いずれにしろ、焼酎は様々な割り材で自分好みのお酒を作れるので、とても使い勝手がいい。友達同士が集まって野外バーベキューをするときにも、ぜひ用意しておきたいお酒と言えるでしょう。
陽の出ているうちから日本酒という冒険
バーベキューに限らず、いまは街中でも昼飲みが流行ったりしているようですが、そうした場合に飲まれるお酒の主流は、やはりビールやサワー類のライトなもの。朝からいきなり日本酒を飲み始める人はなかなかいません。 ぼくは同業の友人と「せんべろ古本トリオ」というユニットを組んでいて、朝から酒場と古本屋をハシゴするという遊びをよくやっているんですが、そのメンバーのひとりが、ちょいちょい昼から日本酒を飲んでるんですね。あれには恐れ入ってしまいます。 さて、焼肉に日本酒は合うのかという問題。ぼくは日本酒を飲んだ翌日は二日酔いになりがちなので、滅多に日本酒は飲みません。だから、あまり日本酒のことを考えたことはなかった。でも、今回編集のM嬢が用意してくれた純米吟醸酒を焼肉に合わせたら、これが予想外に美味しかったんですね。 調べてみると、日本酒はグルタミン酸、肉類はイノシン酸だから、このふたつを合わせると旨味の相乗効果が得られるんだそうです。ラーメンで言うところのWスープみたいなもんでしょうか(ちょっと違う)。