「憧れのドラマキャラは?」と聞かれたら、誰を思い浮かべますか? 『抱きしめたい!』（フジテレビ系）のW浅野や、『ロングバケーション』（フジテレビ系）の山口智子さん、『やまとなでしこ』（フジテレビ系）の松嶋菜々子さんなどなど。いつもドラマは、その時代のロールモデルとなるキャラクターを生み出してきたと思います。 【画像】ドラマの中では見せない“素の笑顔”がまた可愛い…!永野芽郁、山下美月らの撮影オフショット（ほか写真5枚） そこで、今回は2024年の冬クールに放送されたドラマのなかから、ライターのわたしが「こんな女になりたい!」と憧れたキャラクターを5人ピックアップしました。演じている役者さんの魅力とともに、作品についてもひも解いていきます。    

『君が心をくれたから』逢原雨（永野芽郁）

mi-mollet（ミモレ）

 事故に遭った太陽くん（山田裕貴）の命を助けるために、五感を差し出した雨ちゃん。現在進行形で交際をしている相手ならまだしも、過去に好きだった人に五感を捧げられるのが、まず凄い。さらに、雨ちゃんはその事実を太陽くんに伝えず、彼の前から姿を消そうとしていました。「太陽くんに、負担をかけたくないから」って。 正直、凡人には理解できないほどの心の美しさです。だって、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚とすべての感覚を奪われちゃうんですよ?　それでも、彼とともに生きていきたいから……というのなら、まだ分かる。でも、雨ちゃんは基本的に、太陽くんがどこかで元気でいてくれたらいいってスタンスなんです。わたしだったら、「ずっと一緒にいてね!」くらいは言っちゃうかも。だって、すべて失うわけだし。これで離れていかれたら、やっていられない!　なんて思ってしまいました。雨ちゃんは、こんなこと思わないんだろうなぁ。 永野芽郁さんって、こういう真っすぐな役が本当に似合いますよね。信じられないくらいピュアな役でも、永野さんが演じると全然嘘っぽくないというか。 絶対になれないけど、なれるものなら少しでも近づきたい。雨ちゃんの献身的でピュアな愛に、毎週心が洗われていました。