【食品卸業界2020】コロナ後の成長戦略に持続可能な食品流通を 卸主導でサプライチェーン変革の動き
新型コロナウイルスの感染拡大は、食品卸業界を取り巻く環境を一変させた。外出自粛で社内会議や取引先との商談はオンラインへ移行し、商品展示会は全面的に開催を中止。人手不足と感染拡大防止の双方に対応した物流運営のあり方、得意先への販促提案のあり方なども大幅な見直しを強いられている。過去、2011年の東日本大震災や2008年のリーマン・ショックなど業界規模で混乱に陥る事態はあったが、「非接触を前提とした事業活動への切り替えは過去に経験がなく、想定外の域」(大手卸首脳)と未曽有の異常事態に困惑を隠せない。
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日本食糧新聞社