選べない二択! ポルシェ「マカン」とアウディ「Q6」、ベストサイズな新型電気SUV、あなたはどっち?
ポルシェか、それともアウディか。そんな究極の選択を迫られる人がたくさん出てきそうだ。 【写真13点】「ポルシェとアウディ、日本にジャストな電気SUV」を写真でチェック ポルシェが電気自動車(BEV)に生まれ変わった次期「マカン」を、アウディが新型BEVの「Q6 e-tron」を相次いで発表したからだ。 実はこの2台、両社で共同開発したEV専用の新世代プラットフォーム(車の骨格)を使用しており、2台とも日本市場ドンピシャサイズだから恐らく日本にやってくるだろう。 今から人気沸騰になるのが目に見えるようだが、その前に、それぞれの料理人の仕事ぶりをチェックしておこう。
電気の「マカン」はより “背の高いスポーツカー”に!
まずは、このセグメントで最もスポーティなモデルを目指したポルシェ「マカン」。発表されたのは「マカン4」と「マカンターボ」の2タイプだ。 どちらもふたつのモーターを積む4WD。マカン4の最高出力は408ps、マカンターボは639psを発揮し、最大航続距離はマカン4が613km、マカンターボが591km。
見た目は、現行マカンを少しシャープにした感じに。けれど現行でヘッドライトだった部分は4本のデイライトが備わり、ヘッドライトはその下のバンパーに組み込まれた。
インテリアを見ると、メーターやダッシュボードはついにデジタルディスプレイに覆われた。中央のディスプレイにはGoogleのOSをベースに開発されたシステムが搭載され、「ヘイ、ポルシェ」から始める会話でカーナビの目的地を設定することもできる。
また、ヘッドアップディスプレイはAR(拡張現実)機能によって、ちょうどドライバーの10m前方あたりにしかるべき情報を映し出す。 といっても最近のディスプレイのみですべての操作を完了するのではなく、エアコンやオーディオの音量コントロールは物理的スイッチとして残してくれるなど、かゆいところに手が届くのは、さすがポルシェ。
現行マカンがSUVというより背の高いポルシェのスポーツカーだったように、BEVになってもマカンは“背の高いポルシェのスポーツカー”のままらしい。 静止状態から100km/hに達するまで、マカン4は5.1秒、マカンターボは3.3秒しかかからない。しかも、現行型より前席&後席とも着座位置がより低められた。 SUVなのに、より地面の近くでこの爆速を体感できるというわけだ。