名古屋市長選、立候補予定3氏が討論会(全文4)一番大きな問題は、対立
もう1期やらなあかんぞ、という意見があった
河村:私も3期で辞めると言ったことは、そう言ったことはないです。だけど、だいたい3期だわなと言ったことは事実でございます。実際に自分自身でもどうしようかなと悩んだことも、これまた事実でございます。これは本当に。だけど、今回の場合は、1つはやっぱり今、わりとコロナが、これからまた危険性もありますけど、ブレークしとったときには政治関係の方からも、とにかく【ヨウイッテ 01:12:40】、こういうコロナのときだで、もう1期やらなあかんぞ、いって、いう意見があったことは事実です。 それからもう1つ言うと、名古屋城についても今度4月に出しにいきますけど、これはやっぱり市長本人、河村さんがこんだけ熱心にやってきたんだで、市長がやっぱり出しにいってほしいと、文化庁に。というのは、これ、ありましたね。それから、どうですかね。そういうところかな。主に。縁がありまして私も72になりまして、もうすぐ八事行きでございますけど、もう1回ほいじゃあ、やらさせてもらおうかと。その代わり、もう5期目は出ません。これは約束させていただきます。次の方にバトンタッチして、ええ名古屋をつくってってもらいたいと、こんなふうに思っています。
なるべく3期ぐらいで辞めたほうがいい
加藤:横井さんにも伺います。横井さんは市長は3期までとするという趣旨のご発言をされていたように思います。実は横井さん、市議会8期ということで30年のベテラン市議会議員でいらっしゃいます。市議会議員のこの30年と市長3期、これをどう整合させて私たちは理解すればいいのか。立候補なさった思いを含めてお願いします。 横井:もともと地方自治法上、市長さんには予算編成権、予算提案権、そして執行権、さまざまな権利を有しています。議会は市長から出されたものを議決するという、これが地方自治法上の役割なんです。従って、やっぱり市長さんのほうはいろんなことを、お金を提案する権利があるもんだから、どうしてもやっぱり企業や業者やいろんな方々との癒着を生みやすい。私はそう思っています。 ですからこそ、長い間やらずになるべく3期ぐらいで辞めたほうがいいだろうと思っています。議会って議決権しかないもんですから、癒着の構造が生みにくいという大きなことがありますから、私はそれを、市長と議会とはまったくそれは役割が違うというふうに思っています。そもそも、3期までとした多選禁止条例を議会に提案したのはあなたです。ね。あなたが提案した。その提案したあなたが4期目出るって、私ちょっとびっくらこいて、えーっと思ったんですけれども、まったく整合性が取れていない。なぜ4期目なのかの説明責任をやっぱり果たしてから私は立候補表明すべきだっただろうと思っています。 これと関連して、国会議員年金も議員特権だ、廃止だって言いながら、こっそり400万もらっていた。これ、やっぱりさっきの3期と4期と同じなんだけど、自分だけいつも特別なんですよ。自分だけはいい、おまえは駄目だ、こういうふうになってしまうから、それが市民の不信を私は生んでしまっているんじゃないかなと思って、心配しています。 加藤:河村さん、尾形さんのお話を聞いてからもう1回戻しますので、待っとってください。 河村:はい、すいません。 加藤:尾形さん、2人のベテラン政治家に挑むという形に私は見えます。その勇気、リスペクトしたいと思いますけれど、今、どんな思いに突き動かされて立候補なさったのか、その思いを語っていただけますか。