南日本放送

■11月1日から2日頃　西日本を中心に大雨のおそれ　東日本も3日大雨か　 非常に強い台風21号は、沖縄の南を北西よりに進んでいます。沖縄地方の一部が強風域に入っています。台湾に上陸したあと、北東よりに進路を変える予想です。2日には温帯低気圧に変わるとみられますが、発達した雨雲をともなって日本に接近し、台風から変わる温帯低気圧や前線の影響で、11月1日から2日頃にかけて、西日本を中心に大雨となるおそれがあります。3日には関東など東日本にも発達した雨雲がかかる時間帯がある予想です。4日までの雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。 【写真を見る】【台風情報】台風21号　2日（土）西日本と東日本で大雨か　気象庁の予想詳しく【4日（月）までの雨・風シミュレーション】台風進路・16日間天気予報 気象庁によると、非常に強い台風21号は、31日11時には沖縄の南にあって、1時間におよそ20キロの速さで北西へ進んでいると推定されます。中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルです。 気象衛星ひまわりの画像では、台湾の南東に発達した台風21号が確認できます。台風の目がくっきりと写っています。 台風21号は、31日18時には台湾に上陸し、「非常に強い」台風から「強い」台風に変わる見込みです。中心気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルで1時間に25キロの速さで北西に進む予想です。4日までの雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。 ■台風→低気圧の大雨が九州直撃か 台風は台湾に上陸して急速に勢力を落とす見込みです。1日6時には台湾の北西の台湾海峡に進み、1時間に20キロの速さで北に進み、中心気圧は990クトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルと予想されます。 台風21号は、日本寄りに進路を変え、2日3時には東シナ海で温帯低気圧になる見込みです。中心気圧は1000ヘクトパスカル、最大瞬間風速は30メートルと予想されます。 台風21号から変わった温帯低気圧は、1日ごろから2日ごろにかけて東シナ海を日本よりに進み、九州を直撃する予想です。台風から変わる温帯低気圧や前線の影響で、11月1日から2日頃にかけて、西日本を中心に大雨となるおそれがあります。画像で掲載している4日までの雨・風シミュレーションでは、3日には関東など東日本でも発達した雨雲がかかるところがあります。今後の気象情報に注意してください。