サッカーのUー23パリ五輪組、挑戦続く W杯最終予選出場へ藤田「みせられること全力で」
7~8月のパリ五輪でU-23(23歳以下)日本代表をベスト8へ導いた若武者たちの挑戦が続いている。日本史上最も厚いといわれる選手層が壁となる中、パリ五輪代表で主将を務めた藤田(シントトロイデン)は、「自分がみせられることを全力でやっていきたい」と出場機会確保へアピールに必死だ。 今回招集されたパリ五輪代表はともに22歳の藤田と関根(柏)、20歳の高井(川崎)の3人。10月に続いて呼ばれた関根と藤田は、W杯アジア最終予選初出場を目指す。9月の中国戦でW杯アジア最終予選デビューを飾った高井も勝敗の帰趨がみえた後の出場だったこともあり、「練習からアピールできたらいい」と向上心をたぎらせる。 新戦力の突き上げはチーム強化に欠かせない。ドイツとスペインを撃破した2022年カタールW杯でも、21年東京五輪組の三笘(ブライトン)や堂安(フライブルク)らが牽引。若手の成長が刺激するポジション争いは、チームを見違えるほどたくましくする。 右サイドを主戦場にセンターバックもこなせそうな関根、攻守のバランスがいいボランチの藤田、192センチの長身と配球センスを武器とするセンターバックの高井。いずれも日本の戦い方の幅を広げてくれる可能性を秘めており、爪痕を残したい今月の2試合となる。(奥山次郎)