2024年の最強ラーメンはこれ! ラーメン官僚が太鼓判を押す東京「BESTラーメン」7軒
麺は、2種類の道産小麦(「春のいぶき」と「ゆめちから100」)をブレンドした麺帯から包丁で切り出し、入念な手揉みが施されたもの。「茹でる際に巨大な釜で麺を泳がせる」、「平ザルで麺上げを行う」など、麺肌が傷付かないよう細心の注意を払う心遣いも特筆に値する。食感と触感に優れ、舌上でたわみ弾ける麺は、現在における手打ち麺の最適解と断定できるほど秀逸だ。 うま味成分を豊富に含む「黒さつま鶏」を主軸に、煮干し等の魚介素材を合わせたスープも、出汁感に満ちあふれ、思わず口福の笑みがこぼれてしまう。自家製麺好きを自負される方なら、この店をスルーするわけにはいかないだろう。ぜひ足を運び、手打ち麺の神髄を体感してもらいたい。 ●DATA 手打ち あさま 住:東京都目黒区上目黒2-13-7 ハイべール上目黒 営:11:30~15:00 ※麺売り切れ次第終了 休:不定休
●著者プロフィール 田中一明 「フリークを超越した「超・ラーメンフリーク」として、自他ともに認める存在。ラーメンの探求をライフワークとし、新店の開拓、知られざる良店の発掘から、地元に根付いた実力店の紹介に至るまで、ラーメンの魅力を、多面的な角度から紹介。「アウトプットは、着実なインプットの土台があってこそ説得力を持つ」という信条から、年間700杯を超えるラーメンを、エリアを問わず実食。47都道府県のラーメン店を制覇し、現在は各市町村に根付く優良店を精力的に発掘中。 ※本記事の情報は2024年12月末時点のものです