シャープ、公式オンラインストアの個人情報流出は最大5836人に影響
シャープは、公式オンラインストア「COCORO STORE」と食材宅配サービス「ヘルシオデリ」で発生した不正アクセスに関する調査結果を発表した。 7月29日の発表では、個人情報の流出は最大10万人とされていたが、調査により、5836人に絞り込まれた。このうち、4257人はクレジットカード情報を含む可能性がある。 不正アクセスの原因は、ソフトウェアの脆弱性を突かれ、第三者によって「COCORO STORE」のWebサイトが改ざんされたこと。7月19日4時19分~22日10時50分にかけて、クレジットカード情報などを入力して注文を確定した場合、情報が外部に不正に転送された可能性がある。 ユーザーに対してシャープは、クレジットカードの利用明細を確認し、身に覚えのない請求があればカード会社に問い合わせるよう呼びかけている。また、カードの再発行の手数料について、ユーザーが負担しないよう、シャープからカード会社に依頼している。 再発防止策として、シャープはシステムのセキュリティ対策と監視体制を強化した。脆弱性の早期発見と対策、侵入検知システムの追加など、多層的なセキュリティ対策を導入している。 「COCORO STORE」と「ヘルシオデリ」は、準備が整い次第、再開される。再開時期はあらためてウェブサイトで告知される。
ケータイ Watch,関口 聖