【寒くなるこれから要注意】まさか自分が・・・47歳報道記者が脳梗塞になった話 突然症状が出たあの日あの時から、回復期の減塩生活までの一部始終 後編
■「私は剣道を再開してもいいですか?」
再発予防に有効な手段として、医師から「適度な運動」という提案がありました。息があがらない程度の運動を継続していると、脳梗塞になりにくいというデータがどうもあるようです。出典を聞かなかったので、あくまでもあるらしい、です。 ただ、適度って何なんでしょうか。 息があがらない程度、というのも人によって異なりますよね。例えば、私は脳梗塞になるまで週2日、土日に剣道をやっていました。そんな私からすると、試合をするというようなことでなければ、剣道をしても息があがることはありません。しかし、普段運動をしていなければ、ウォーキングだけで息が上がる人もいるでしょう。 そこで今回私が診察してもらった、広島で1人、大阪で3人のあわせて4人の医師に聞きました。「私は剣道を再開してもいいですか?」 答えは〇が1人、△が2人、×が1人でした。 ×の理由は「剣道なんかしたら血圧上がるでしょ」 △の理由は「剣道の運動強度がわからない」 〇の理由は「剣道でもなんでも運動であがる血圧は一瞬なんで、あまり考えなくていいです」 もうこれって「自己責任」ってやつですよね。というわけで、私は再開することにしました。前述の通り再発が「運」ならば、再開してもしなくても再発する可能性があるわけで、だったら、どうせ再発するなら「再開して再発」を選んだのです。 いまのところ、どちらかというといい効果が出ています。剣道の稽古翌朝はどういうわけか血圧が下がるんです。これについて医師にきいてみたところ「ストレス発散になって下がっているのかも。血圧の大敵はストレスですから」とのこと。
■思えば発症数ヶ月前に「目まい」がありました
タレントの藤崎奈々子さんが「めまいがして病院に行ったら、脳梗塞が見つかった」という旨の内容をブログに書いていました。そう言われると私も発症の4か月前、4月ごろに目まいがして会社を休みました。もしかしたら、アレが脳梗塞へのシグナルだったのかもしれません。 発症から約3か月が経過し、後遺症は特にありません。動かなかった右手も、キーボードを打つ時に少しミスタッチが増えたかな?という程度で、問題なく動いています。私の場合は「運悪く脳梗塞になり、運良く軽症だった」ということなのかもしれません。
■気温が下がる冬は脳梗塞に要注意
11月中旬から急に気温が下がりました。気温が下がると血管が収縮して血圧が上がるとされています。私もしっかり血圧があがりました。健康診断で高血圧を指摘されている皆さんは、私のように無視せずに、一度医師の診断を受けた方がいいかもしれません。
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