石川遼「2年前より今の方が良いゴルフができている」2年ぶり最多4回目優勝へ1打差
◇男子ゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ第3日(2024年11月9日 静岡県 太平洋クラブ御殿場C=7262ヤード、パー70) 11位から出た石川遼(33=CASIO)が6バーディー、1ボギーの65で回り、通算8アンダーの2位に浮上した。首位とは1打差。最終日は6月のプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品以来の今季2勝目、ツアー通算20勝目、大会単独最多4度目の優勝を狙う。 自身が優勝した10年第3日にマークした大会自己最少ストロークに並んだ石川は「昨日はわずかなズレを感じていたので、そこを修正できればと思っていた、そこはできた思う」と合計26パットにまとめたグリーン上での成果を強調した。 前日は16番と17番で短いパットがカップに蹴られるなど微妙な乱れが生じたが、この日はチャンスを確実にものにした。1番で3メートル、3番で2メートル、4番は1メートル強メートルのバーディートライを沈めた。 36度目の最終日最終組から史上12人目のツアー通算20勝目を目指す。33歳54日での到達は歴代5位の年少記録となる。 10年、12年、22年にこの大会を制しており、2年ぶり4回目の大会制覇なら、優勝3回で並んでいる尾崎将司、中嶋常幸、リー・ウェストウッド(英国)を抜いて大会単独最多記録になる。 石川は「そういう方々とこのコースの勝利数で並んでいるのは幸せ」と感慨をにじませ「2年前より今の自分の方が良いゴルフができている。そういうふうに思いたい自分もいる」と今季2勝目に視線を向けた。