アメリカ人YouTuberが、たこ焼きのマヨネーズを怖がる理由とは
英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者のお話、第266回。
アメリカ人YouTuberに「日本のマヨネーズはブロビーじゃない」と言われて知った、イギリス版ふなっしーMr.blobbyのこと
今週末もいつものように、最近ハマっているアメリカ人YouTuberのチャンネルを見て過ごしていました。 世界を旅して美味しいものを食べ歩いている彼は、その時日本にいて、大阪でたこ焼きを食べていました。 彼はたこ焼きに大量にかけられたマヨネーズを見て「マヨ多いな~こわいな」とか「でもここではみんなマヨネーズを大量にかけるのがいいって言ってるから僕もそうする。でもマヨ、多いな~」と、やたらマヨネーズの量に怯えていました。 確かにマヨネーズをたくさんかければ、何を食べてもほぼマヨの味しかしなくなりますし、カロリーも高いですからグルメな人はマヨの大量がけは普段から避けているのでしょう。 しかし一口食べると、彼はこう言いました。 Japanese mayonnaise, it’s actually pretty good.It’s not so blobby not so heavy like Western mayonnaise that I’m used to. (日本のマヨネーズは、実際かなりいいね。僕が慣れている西洋のマヨネーズみたいに重くもないしブロビーでもない) たこ焼きにはマヨは欠かせませんし、美味しかったようです。 しかし「西洋のマヨネーズみたいに重くもないしブロビーでもない」のブロビーってなんでしょうか。 調べてみると、辞書にはblobという名詞があり、これは水滴のような水分を含んだ塊のことを言うようです。それを形容詞にしたblobbyは、「水を多く含んでいる」ということで、この場合は「西洋のマヨネーズは水っぽかったり、重すぎたりするけど、日本のマヨはそんなことなくて美味しい」と言っているのでしょう。 確かにアメリカのレストランでは、マヨネーズがやたらゆるいことがありますし、その逆ですごく味が濃くてテクスチャーも固めということもあります。 その点、日本のマヨは常に安定していて、固くもゆるくもない、ちょうど良い塩梅かもしれません。