安東弘樹さんのガレージハウスを訪問! どんな建物? こだわりは?
――ソーラー発電でクルマを充電したかったんですね。理由は? 安東さん:EV/PHEVの場合、電源に何を選ぶかでエコに走れるかどうかが変わってきます。ソーラー発電であれば、パネル自体の廃棄の問題は残るのですが、それでも、走っている最中は環境に負荷をかけなくて済みます。クルマを走らせるエネルギーを太陽からいただくことができるんです。ずっと前から、やりたかったことでした。
――安東さんは若いころから筋金入りのクルマ好きで、これまでに地球40周分を超える距離をガソリンか軽油で走ってこられました。そのあたりも気になっていたんですか? 安東さん:地球に負担をかけてきたな、という思いはありました。なので、罪滅ぼしと言いますか(笑) ――恩返しとも言えるかもしれないですね。 安東さん:ソーラーパネルで発電した電気はクルマの充電のほか、このガレージハウスで過ごすための電力としても使っています。建物はオール電化なのですが、エアコンや電化製品などで使う全ての電力をソーラー発電で賄うことができています。そのうえ、毎月1.5~2万円分くらいは売電できるんです。 ――そんなに! 安東さん:ソーラー発電の設備を導入するための資金は、5年くらいで償却できそうな勢いです。 ――それはすばらしいですね。 安東さん:それと、前に勤めていた会社(TBS)から退職金が出たこともあり、自宅のローンが完済できたことも、ガレージハウス建設を決断できた理由のひとつですね(笑) ――予算内で建てられたんですか? 安東さん:それが、最初に見積もりを出してもらったときは、私が提示した予算の倍は言い過ぎかもしれませんが、けっこう高めの金額でした。 ――どうされたんですか? 安東さん:費用を抑えるため、いろいろと工夫していただきました。例えば、この床はもともと、本当の木材を使う見積もりでしたが、木目調のクロスの床にしていただいたり。 ――本当の木かと思ってました!