【阪神】中野拓夢がファンの〝生涯タイガース〟哀願に「ずっとタイガースでやれればいい」
生涯タテジマ宣言や――。阪神・中野拓夢内野手(28)が1日に甲子園球場内で行われたトークショーに出席。約3000人の応募から当選した200人のファンたちと交流を楽しんだ。 和やかな空気が一気に張り詰めたのは質疑応答のコーナーだ。ファンの男性が「大山選手がFA宣言して、この2週間はずっとヤキモキしていました。中野選手にもいずれその時がいずれ来ると思うのですが、この場で『生涯タイガース』を宣言してください!」と背番号51に哀願。客席には緊張感が漂った。 中野は順調にいけば2027年オフに国内FA権を取得する見込み。虎不動の二塁手が他球団へ流出するとなれば一大事だが「自分の前に近本さん(25年オフ国内FA権取得予定)の判断を見てからになりますが…(笑い)。自分はタイガースに拾ってもらった。こんなに素晴らしいファンは他にもいないので。ずっとタイガースでやれればいい」と応答。会場は安堵の拍手に包まれた。 トークショー終了後、報道陣の取材に応じた中野は、一連のやり取りを「これだけ応援してもらえる球団はなかなかない。チームメートもそうですし、ファンのありがたさを感じながら、年々『タイガースでずっとやりたい』という気持ちは強くなってます」と振り返る。山形出身だが、最近は自宅にいると「『なんでやねん』みたいな関西弁をしゃべってしまうこともあります」と明かす。関西の味が、心身にだいぶ染み込んできたようだ。
東スポWEB