JBL、高性能8チャンネル車載アンプ「Club A758」発表…CES 2025
HARMAN International(ハーマン)は、「CES 2025」において、JBLブランドの高性能8チャンネル車載アンプ「Club A758」を発表した。このアンプは、目的地を問わず強力な音響性能を提供するよう設計されている。 JBL Club A758は、精密なシステムチューニングと性能を実現する可変電子クロスオーバーを特徴としている。バランス差動入力を採用し、高音量時でもノイズや歪みを低減する設計となっている。入力レベル制御機能により、低レベル入力時は200mVrmsから5Vrms、高レベル入力時は1Vrmsから25Vrmsの間で入力感度を調整できる。 スピーカーレベルと低レベルの両方の入力に対応しているため、アフターマーケット製品と工場装着のカーステレオシステムの両方に統合できる柔軟性を持っている。クラスDアンプ技術を採用し、8チャンネルのサブウーファーに1000W RMSの出力を提供する一方で、電流引き込みを最小限に抑えている。 新たに搭載されたターンオンモードでは、DCからREMへの切り替えスイッチにより、低レベルまたは高レベル信号に適応し、アンプの電源が入っていない場合のバッテリー消耗を防ぐ。また、入力モードでは複数の切り替えが可能で、対応する出力チャンネルを変更できる。 安全性にも配慮し、ショート、高温、過電圧、低電圧から保護する回路を内蔵。これらの状態はLEDで表示される。 この新製品は、高音質を求めるカーオーディオ愛好家だけでなく、工場装着のシステムをアップグレードしたいユーザーにも魅力的な選択肢となりそうだ。ハーマンは、多様化する自動車内エンターテインメントのニーズに応える製品ラインナップを強化している。
レスポンス 森脇稔