【図解】「熱中症警戒アラート」とは どんな行動を取ればいい?
暑さ指数28以上から熱中症のリスクが急激に上がる
暑さ指数が33以上の場合には熱中症警戒アラートが発表されますが、それ以下だからといって決して安全なわけではありません。前述の通り、暑さ指数が28以上になると熱中症が急激に増えるとの指摘もあるように、熱中症警戒アラートが出ていなくても熱中症のリスクは十分にあります(※注2)。 日本生気象学会や日本スポーツ協会は、暑さ指数をもとにそれぞれ日常生活や運動に関する指針をまとめており、それらによると、28以上は「厳重警戒」として激しい運動は中止、31以上は「危険」として運動は原則中止することを求めています。 熱中症予防サイトによると、熱中症の予防には帽子をかぶったり、涼しい日陰で休んだり、こまめに水分を補給したりすることが大事です。 万が一、▽手足がしびれる、めまいや立ちくらみがある▽頭がガンガンする、吐き気がする、など熱中症が疑われる症状が出た場合には、涼しい場所に避難して水分を補給し、自力で水分が取れないようであれば病院へ行くことを呼びかけています。 (※注2)…リアルタイムの暑さ指数は、熱中症予防サイトの「暑さ指数(WBGT)の実況と予測」のページにある地図上のポイントをクリックすると確認できる。